『美女と野獣』新曲は野獣の切ないバラード!山崎育三郎が歌う吹替版映像
ディズニー実写版『美女と野獣』のプレミアム吹替版から、野獣役の山崎育三郎が歌う新曲「ひそかな夢」の本編映像が公開された。「ひそかな夢」は、ベル(エマ・ワトソン)を愛するがゆえに自分の想いを抑え、彼女を父親の元へ返すことにした野獣(ダン・スティーヴンス)が、城から去りゆくベルを見つめながら歌う切ないバラード。山崎は、日本のミュージカル界トップクラスともいわれる歌唱力と表現力で見事に歌い上げている。
山崎育三郎が歌う!映画『美女と野獣』プレミアム吹替版より新曲「ひそかな夢」
第64回アカデミー賞主題歌賞にノミネートされた「朝の風景」「ひとりぼっちの晩餐会」「美女と野獣」(うち「美女と野獣」では受賞)をはじめとしたアニメーション版の名曲に加え、これまでに8個のオスカーを獲得している名作曲家アラン・メンケンが新たに3曲を書き下ろしたことでも話題の本作。その中でも“本当に愛するがゆえにベルを自由にする”という野獣の複雑な感情をつづった「ひそかな夢」は、最もダイナミックで心を震わせる名ナンバーだ。
メガホンを取ったビル・コンドン監督はそんな「ひそかな夢」のシーンについて「野獣は彼女の姿を見続けようと、できる限り高いところに登っていきます。彼はこれでもう一生彼女の姿を見られなくなることを知っているからです」とその切なさを説明。「アランとティム(作詞家のティム・ライス)は間違いなくスペクタクルに満ちた歌を作り上げていますよ」と自信たっぷりに断言した。
山崎は4月9日にオンエア予定のテレビ朝日系「題名のない音楽会」でも同曲を披露。収録中には野獣の気持ちに寄り添うあまり感極まって涙してしまう一幕もあったといい、山崎が心の底から歌い上げる「ひそかな夢」は必聴だ。歌が重要な意味を持つミュージカル作品なだけに、今回のプレミアム吹替版には山崎のほか、昆夏美(ベル役)、吉原光夫(ガストン役)、藤井隆(ル・フウ役)、成河(燭台のルミエール役)、小倉久寛(時計のコグスワース役)、岩崎宏美(ポット夫人役)と実力派のキャストが集結している。(編集部・市川遥)
映画『美女と野獣』は4月21日より全国公開
「題名のない音楽会」は4月9日午前9時よりテレビ朝日系放送予定 BS朝日では4月16日午後11時より放送予定