俳優としてもブレイクの予感?ディズニー、若きハン・ソロ役に1Dハリーを推していた
米ディズニーの上層部は、『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロを主人公にした新作スピンオフ映画の主演に、英ボーイズグループ、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズを推していたことが明らかになった。The Sun が報じた。
鬼才クリストファー・ノーラン監督の新作『ダンケルク』(日本公開9月)で銀幕デビューを果たすハリーに、ディズニーも目を付けていたという。最終的には『ヘイル、シーザー!』のオールデン・エアエンライクが射止めた若き日のハン・ソロ役だが、当初はハリーが有力候補だったそうだ。情報筋は「スタジオがハン・ソロを探していた時に、早くから名があがっていたのがハリーでした」と切り出し、「彼に演技経験はほとんどないですが、偉大なるスターとしての素質があると、そしてハン・ソロのプロジェクトを世間に知らせることができるだろうとスタジオは思っていたのです」と明かす。
しかし、「最初に話を持ちかけたとき、彼は音楽のキャリアに力を入れていましたし、その映画のために彼を拘束することはほぼ不可能でした」と都合がつかなかったことを指摘。ハン・ソロは不可能だったが、「ディズニーは彼をほかのプロジェクトに出演させることについても話しをしています」と今後の作品への出演をにおわせた。
そんなハリーは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ、『マリリン 7日間の恋』のケネス・ブラナー、『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランスなど演技派と共演した『ダンケルク』での演技に称賛が絶えないそうだ。ハリーを抜てきしたノーラン監督は、「キャストにはすでによく知られた名前もありますが、兵士たちには、本当は無名の若者たちを起用したかったんです。彼の場合、無名というわけではなかったですが、俳優としての経験はありませんでした。なので、彼はオーディションを受けたんです。私は文字通り、何千人もの若者を、異なる組み合わせでオーディションしました。そして彼は役を射止めたのです」と述懐し、ハリーが大勢の若手俳優陣を実力で押しのけたことを話していた。
『ダンケルク』が公開を迎え、ハリーの確かな演技力が証明されれば、今後俳優としての輝かしいキャリアが待ち受けているかもしれない。「ハリーとそのマネージャーであるジェフ・アゾフは、次に出演する作品を何にするか慎重に選んでいます」と同情報筋は付け加えていた。(編集部・石神恵美子)