神木隆之介、俳優業継続に「今でも怖い」新社会人にエール
俳優の神木隆之介が15日、都内で行われた映画「3月のライオン」公開記念 GYAO! presents 神木隆之介&藤原さくら登壇 スペシャルイベントに主題歌を歌う藤原さくらと出席し、抽選で選ばれた約20名のファンの前でトークショーを行った。神木は、この4月から新社会人になったばかりのファンの質問にも応じ、新社会人にエール。自身が学校卒業後、進路に悩む中も俳優業を決断した経験談などを披露すると、その俳優業の継続について「今でも怖い」と心中を明かした。
神木隆之介、新社会人にエール 俳優業継続「今でも怖い」 画像ギャラリー
若きプロ棋士の成長を見つめた羽海野チカのベストセラー漫画を実写化した2部作の後編となる本作。次々と待ち受ける試練を乗り越えながら獅子王戦に挑む桐山零が、その中で闘いしか知らなかった自分を見つめ直して前に進む姿を描く。この日はトークの終盤、藤原が主題歌「春の歌」をサプライズ披露して会場をわかせた。
神木は新社会人に向け「新しい環境になるのは不安。僕も二十歳の時は不安でした」とコメントすると、「不安はいっぱいだと思いますけど、みなさんにはもっともっといろんな可能性があると思うので、いろんなことをとりあえずやってみるというのもひとつの手なのかなって思います」とエール。
「新しいことに挑戦して、引き返すこともやり続けることも可能。不安を乗り越えて頑張って欲しい」と続けると、「僕も新しいことに挑戦するのは怖いですよ」と話し、「先も果てしないし、はじめてすぐにやめてしまったこともいくつかありました」としみじみ。
「高校を卒業して進路を決める時、僕も親と三者面談のようなことをしたんですけど、その時に勉強して大学に行くこともできたし、違う職業に就く選択肢もあったけど、僕の中ではお芝居が楽しかったので、親にサポートして下さいってお願いしました」と経験談を明かし、「でも(俳優としてやっていくのは)今でも怖いですけどね」と笑顔。
映画については「『将棋に興味わいたよ』って言う声を友達からたくさん頂いて嬉しい。親からも感動したって」と反響の大きさを紹介。藤原の主題歌については「心が温かくなる歌。試写を見た時にこの歌を聴いて温かい気持ちのまま映画館を出ることができました」と感想を述べていた。(取材・文:名鹿祥史)
『3月のライオン 前編』は全国公開中 『3月のライオン 後編』は4月22日より全国公開