『アベンジャーズ4』以降は全く異なる展開に!マーベル社長が明言
映画『アイアンマン』(2008)を皮切りに拡大してきたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は、フェーズ3を締めくくる『アベンジャーズ』第4弾以降、これまでとは全く違うものになるという。マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギがColliderに語った。
シリーズ全体の見通しを立てて映画化しているMCUは、映画数本ごとに区切りをつけ、それをフェーズ(段階)と呼ぶのが特徴だ。これまででは、『アイアンマン』(2008)~『アベンジャーズ』(2012)がフェーズ1、『アイアンマン3』~『アントマン』(2015)がフェーズ2となっている。そして2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でスタートしたフェーズ3は、2019年5月3日全米公開予定の『アベンジャーズ』第4弾で区切りがつけられることになっている。
そして今回、同サイトのインタビューに応じたファイギは、「確かに『アベンジャーズ3』(『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー(原題) / Avengers: Infinity War』)にたどり着いて、タイトル未定の『アベンジャーズ4』を迎えるころには、MCUにおける最初の3つのフェーズで公開された映画22本に対する結論とは言わないまでも、ある種のクライマックスを迎えることになる。だからその後に起こることは全く異なるものになるだろう。それがフェーズ4かどうかもわからないし、新しいことかもしれない。(『インフィニティ・ウォー(原題)』後にどうなるかの)アイデアはすでにあって、それは非常に大きく異なってくるだろう」と今後の展開を明かした。
ちなみに、フェーズ3では残り8本の映画が公開される予定となっている(記事末のリスト参照)。それ以降の作品に関しては、ソニーと共同製作の『スパイダーマン:ホームカミング』シリーズの第2弾、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの第3弾の製作が発表されている。そのほかにも、タイトルが明かされていない作品の公開予定があり、それらの作品タイトルを明かしていない理由について、過去にファイギは今後のネタバレにつながる可能性があると説明していた。『アベンジャーズ』第4弾以降はまだまだベールに包まれたままだが、まずはフェーズ3で迎えるおよそ10年越しのクライマックスに期待したい。(編集部・石神恵美子)
<フェーズ3で今後公開予定のマーベル映画>
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(日本公開5月12日)
『スパイダーマン:ホームカミング』(日本公開8月11日)
『ソー:ラグナロク(原題) / Thor: Ragnarok』(全米公開11月3日)
『ブラック・パンサー(原題) / Black Panther』(全米公開2018年2月16日)
『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー(原題)』(全米公開2018年5月4日)
『アントマン・アンド・ザ・ワスプ(原題) / Ant-Man and the Wasp』(全米公開2018年7月6日)
『キャプテン・マーベル(原題) / Captain Marvel』(全米公開2019年3月8日)
『アベンジャーズ』第4弾(全米公開2019年5月3日)