神木隆之介だけじゃない!『3月のライオン』子役、あの人の幼少期も演じていた!
出演している子役の新津ちせが『君の名は。』の新海誠監督の娘であることに、驚きの声が寄せられた映画『3月のライオン』だが、新津以外にもその演技力に目を見張るべき子役たちが多数存在している。その一人が、神木隆之介ふんする主人公・桐山零の幼少期を演じた大西利空だ。SNS上でも「神木くんの子役さんもただ者ではありませんでした」「泣きの演技がとんでもなく切なかった」と話題を集めている大西は、過去作では別の俳優たちの幼少期なども演じていた“逸材”でもあった。
現在前編・後編ともに公開中の『3月のライオン』で大西が演じているシーンは、主人公・桐山零を形成する重要な場面が多い。両親を失ったばかりの零、生きるために将棋を覚える零、内弟子として迎えてもらった家でそこの子供たちに嫉妬される零……大西は現在まだ10歳。絶対に経験したことがないはずの場面に対し、静かに泣き、耐え忍ぶ“大人な子供”の零を印象付ける見事な演技を披露している。
そんな彼は、数多くの俳優たちの幼少期を演じてきた役者。テレビドラマ「そして、誰もいなくなった」では主演・藤原竜也の幼少期役、ドラマ「大使閣下の料理人」では主演・櫻井翔の幼少期役、映画『金メダル男』では内村光良/知念侑李の幼少期役も担当。そのほかの作品でも主演の幼少期役を務めてきており、過去シーンが流れる作品をよく見てみると大西だった……というケースもある。
しかし『3月のライオン』で注目を浴びている子役は、大西だけではない。幸田香子(有村架純)の幼少期を演じた原菜乃華、難病を抱えた二海堂晴信(染谷将太)の幼少期を演じた高月雪乃介も、「良かった」「釘付け」といった高評価が並んでいる。特にプライドが高く気性が激しい香子役を務めた原は、キラピチ専属モデルとしてティーンからカリスマ的人気を集めながら、現在公開中の『はらはらなのか。』では主演を務めている注目女優。これまた彼女もドラマ「朝が来る」では、川島海荷演じるヒロインの中学生時代を演じていた。『3月のライオン』主演の神木も子役出身。この中に、未来の“神木隆之介”として飛び立つ俳優もいるかもしれない。(編集部・井本早紀)