『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』笑いこらえるのに必死だった撮影裏!
大人気『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのガモーラ役ゾーイ・サルダナ&ドラックス役デイヴ・バウティスタが、新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』での超愉快な撮影現場について語った。
本シリーズは、お調子者のトレジャーハンター“スター・ロード”ことピーター・クイル(クリス・プラット)が、刑務所で偶然出会ったワケありのヤツらと銀河の危機を救うべく大奮闘するさまを描いたアクションアドベンチャー。ゾーイとデイヴはガーディアンズの一員として、美しきツンデレ暗殺者ガモーラとマッチョな破壊王ドラックスにそれぞれふんしている。
「感情のジェットコースターみたいな映画だよ。本当に笑えるし、マーベルヒーローの映画では、めずらしいと思う。スーパーヒーローじゃなくて普通のヤツらを描いた映画だから、キャラクターたちに感情移入できるんだと思う」と誇らしげにデイヴが話すように、爽快なヒーローアクションだけにとどまらず、笑いあり涙あり、そしてロマンスもありと多くの要素で楽しませてくれるのが本シリーズの魅力。そんな中で最も難しいのは、やはり過酷なスタントだったと明かすゾーイだが、一方で得意なのは相手のいるエモーショナルなシーンだったそうで、「キャラクターたちが一緒にいるシーンが大好きなの。みんなで一緒に撮影できるってことだし、みんなで笑いあったり、それぞれがベストを尽くしているのを目の当たりにできるから」とその理由を明かす。
しかし、キャストみんなが仲良しであるがゆえに、困ったこともあるんだとか。デイヴが「撮影中、笑いをこらえるのがつらかった。一度ツボに入っちゃうと、止まらないんだよな……」とつぶやくと、ゾーイも「そうそう。『デイヴ笑っちゃダメ、笑っちゃダメ!』とかって、なっちゃうのよね」と大笑い。「ゾーイが俺のことを見て笑いが止まらなくなると、俺も笑わずにはいられない。逆の場合もあるし、そんなことがしょっちゅうだったよ。ジェームズ(・ガン監督)が笑いだしたら、みんなも笑っちゃうし。(デイヴ)」ととにかく笑いが絶えない撮影現場だったようだ。
そんなガーディアンズキャストには、お調子者キャラで知られる俳優クリス・プラットがいる。彼の素顔とは一体? デイヴはよーく考えた後に、真剣な表情で「とても変な話だけど、クリスは超自虐的なんだ。彼は億劫になることなくなんでも話すし、これといった秘密もないんだよ」とぶっちゃけて笑いを誘う。ゾーイもそれに同意し、「彼は目に見えてわかる自分の弱点を恐れていないの。なんていうか、もちろん彼はこのシリーズの主人公なわけで、でも自分が一番なんだっていうのを感じさせない人ね。とても脆弱(ぜいじゃく)なんだけど、彼自身、その弱さを隠そうとしないタイプだから」と付け加える。
さらにゾーイは、「例えば、クリスは演技がうまくいかずに不安になった時には、でも彼だけじゃなく全員に当てはまることだけど、いつもみんなで集まって、『あのテイクが好きじゃなかった』とか『あの演技すごくよかったよ』とかお互いに声を掛け合って、よく励まし合ってた。アンサンブルキャストの作品で、そんなふうに正直になんでも話せる現場はこれまで経験したことがなかった。だからこの作品に参加できて本当に感謝しているし、クリス・プラットは本当に素晴らしいリーダーだと思う。彼は率先して、弱くてもいいんだ、そして、何事も包み隠さず、話し合うことが大事だと、私たちを奮い立たせてくれた」と知られざる一面を紹介するとともに、“座長”クリスをねぎらっていた。(編集部・石神恵美子)
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は5月12日より全国公開