現代のドロシーが血みどろのオズの世界へ 「エメラルドシティ」1シーズンで終了
L・フランク・ボームの小説「オズの魔法使い」を題材にした米テレビドラマ「エメラルドシティ」が、第1シーズンでキャンセルされたとDeadlineなどが報じた。
同ドラマは現代に生きる20歳のドロシーと警察犬が、まったく違う世界へと運ばれてしまうというもの。そこは、競合する王国と決死の戦士たちが主権を得ようと血みどろの戦いを繰り広げるオズの世界。ここでドロシーは王国の運命を握る戦士へと成長していく。
「エメラルドシティ」は2014年1月に10エピソードが製作されることになっていたが、プロデューサーとNBC局が番組の方向性で合意できず、棚上げ状態となっていた。翌年5月には、ショーランナーにデヴィッド・シュルナーを迎え、映画『白雪姫と鏡の女王』『インモータルズ -神々の戦い-』のターセム・シンが全話の監督を務めることで再始動していた。
エグゼクティブプロデューサーのショーン・キャシディとデヴィッドは「この物語は10エピソードで終わったが、今後、NBCがボームのキャラクターで新たなリミテッドシリーズに興味があれば、二人とも喜んで手掛ける」とEW.comにコメント。もし、これで終わりなら、最高に満たされた体験だったと言っている。(澤田理沙)