『不都合な真実』続編が今秋公開 “放置された地球”に迫る
地球温暖化の問題にスポットを当て、ドキュメンタリー映画史上に残る大ヒットを記録した映画『不都合な真実』の続編の邦題が『不都合な真実2:放置された地球』に決まり、今年秋に日本で公開されることが発表された。
アメリカの元副大統領アル・ゴアが、温暖化へと突き進む地球を憂い、温暖化によって引き起こされる数々の問題を説いた前作は、2006年にカンヌ国際映画祭で特別上映されて喝采を浴び、第79回アカデミー賞でも長編ドキュメンタリー賞と主題歌賞を受賞。地球環境問題の啓発に貢献したとしてゴアは2007年のノーベル平和賞を授与された。
フランスで17日から開催されるカンヌ国際映画祭で、特別招待作品として上映される今作では、必死の形相で声を荒げ、祈るように使命を全うしようとするゴアの姿をカメラが追う。大きな反響を呼んだ作品から10年が経過した今の地球はどのような状態になっているのか。知られざる「不都合な真実」が再び映し出される。(編集部・海江田宗)