『ラ・ラ・ランド』超えの大ヒット!NASA躍進の陰にあった黒人女性たちの映画、ついに日本公開
北米では映画『ラ・ラ・ランド』を上回り、今年のアカデミー賞作品賞ノミネート作で最大のヒットを記録した話題作『Hidden Figures』の邦題が『ドリーム:私たちのアポロ計画』に決まった。映画ファンが公開を待ち望んだ作品が、ついに日本でも9月より公開される。
『ドリーム:私たちのアポロ計画』は、まだ人種差別法が存在した1960年代のアメリカを舞台に、アメリカ初の有人宇宙飛行を実現させたマーキュリー計画などを数学者として陰ながら支えた黒人女性たちの実話を基にしたドラマ。NASAの頭脳として重要な役割を担った3人の女性たちには、テレビドラマ「Empire 成功の代償」のタラジ・P・ヘンソン、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のオクタヴィア・スペンサー、『ムーンライト』のジャネール・モネイがふんし、ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンストらが脇を固めている。
全ての働く人々に勇気と希望を与え、爽やかな感動を届ける本作は、公開から11週連続で全米ボックスオフィスランキングTOP10入りを果たすなど大ヒット。第89回アカデミー賞では作品賞、助演女優賞(オクタヴィア・スペンサー)、脚色賞の3部門ノミネートを果たし、先日開催された一般投票で決まるMTVムービー&TVアワードでも最優秀ヒーロー賞(タラジ・P・ヘンソン)、最優秀チャレンジ賞の2部門で受賞するなど、広く愛されている。
メガホンを取ったのは『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィ監督で、人気ミュージシャンのファレル・ウィリアムスがポップでポジティブな音楽を書き下ろした。本作に深く共感したファレルは音楽を担当するだけでなく、製作にも名を連ねている。(編集部・市川遥)
映画『ドリーム:私たちのアポロ計画』は9月よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国公開