大波乱オスカー 司会ジミー・キンメルは来年も続投へ
作品賞が誤って発表されるという、前代未聞の大波乱で幕を閉じた今年の米アカデミー賞授賞式だが、司会のジミー・キンメルは来年も戻ってくるようだ。
今年のオスカーでは、作品賞発表の際に間違った封筒がプレゼンターに渡され、『ラ・ラ・ランド』が作品賞と発表された。しかし、舞台上で同作の関係者たちがスピーチをする最中、本当は『ムーンライト』が作品賞だったことが発覚。会場中が混乱する中、ジミーは戸惑いながらも冷静にその場をやりきっていた。
アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーのシェリル・ブーン・アイザックス会長は現地時間16日、来年も前回に引き続き2年連続でジミーが司会を務めるほか、『マネーボール』のマイケル・デ・ルカ、『アリス・イン・ワンダーランド』のジェニファー・トッドがプロデューサーを務めることを発表。
「ジミー、マイケル、ジェニファーはオスカーのドリームチーム。マイケル、ジェニファーは見ていて驚くような美しいショーをプロデュースしてくれました。ジミーはオープニングからフィナーレまでを通して、オスカーの歴史においても最も素晴らしい司会者の一人であることを証明してくれました」とコメントした。
トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」のホストとしても知られるジミーは「オスカーの司会はわたしのキャリアの中でも大きなことでした。こうしてマイケルとジェニファー、大好きな二人と一緒にもう一度呼んでいただいて、感謝しています。もしわれわれが今年の授賞式の最後でやらかしたと思うなら、(来年の)記念すべき第90回で何を計画しているか見てから判断してほしい」と自信をのぞかせた。
今年の授賞式では、トランプ大統領に関する発言や“宿敵”マット・デイモンいじりなどで会場を盛り上げたジミー。来年はどのような司会を見せてくれるのだろうか。授賞式は来年3月4日に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われる。(編集部・中山雄一朗)