石原さとみ、大野智の「すごい」と言わせない魅力を明かす
女優の石原さとみが31日、都内で行われた映画『忍びの国』(7月1日公開)のジャパンプレミアに嵐・大野智、伊勢谷友介、鈴木亮平らと出席し、「すごい」と言わせない大野の魅力を明かした。この日は立川談春、知念侑李、マキタスポーツ、満島真之介、中村義洋監督も登壇した。
伊勢谷友介、鈴木亮平、満島真之介…『忍びの国』イケメンズラリ!
本作は織田軍と伊賀忍びの戦い「天正伊賀の乱」を題材にした、「のぼうの城」などの作家・和田竜(りょう)のベストセラー小説を実写化するアクション時代劇。大野演じる伊賀で最強とされる忍び・無門(むもん)が、熾烈な戦いに身を投じる姿を描く。
この日は忍者にちなみ、ポップアップでステージ下からジャンプして登場し、ファンを沸かせた大野。“無類の怠け者”とも言われる無門を演じ「監督には最初『無門っぽいね』って言われて、『役作りもしなくていいからそのままやってくれ』と。逆にどうしていいかわからなかったけど、監督の中で僕が無門なので変に役作りしない方がいいと思い、歩くシーンも猫背のままでいいかなという感じでした」とユーモアたっぷりに振り返った。
本作で、夫婦役で初共演した大野と石原。石原の印象について大野が「バラエティーでは何回か一緒になったことはあるけど、お芝居は初めてで。さとみちゃんの目力がすてきでした」と称えると、石原も「大野さんって『すごいね!』って言わせてくれないすごい人です。頑張っている方はその頑張りが見えると『すごいですね』と言えるけど、それを超えてあたかもできることが当たり前の余裕を持ったまま現場にいらっしゃる」と回顧し、観客と共演者を大きく頷かせていた。
その後のトークでは、大野をはじめほとんどの登壇者は何かしらのシーンをカットされていたことが判明。石原も伊勢谷との印象的なシーンがカットされていたことを振り返り、「朝方まで撮った(初挑戦の)薙刀のシーンで、練習までして。唯一無門を尊敬できて、わたしが惚れるみたいなシーンなので、ディレクターズカットでDVDになりますかね?」と期待を込めていた。(取材・文:中村好伸)