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斎藤工の初長編監督作が来年2月公開!主演は高橋一生

斎藤工の長編監督デビュー作『blank13』
斎藤工の長編監督デビュー作『blank13』 - (C)2017「blank13」製作委員会

 俳優の斎藤工が「齊藤工」名義で長編映画初監督を務めた『blank13』が、来年2月3日より劇場公開されることが決定した。本作は放送作家のはしもとこうじの実話に基づく物語で、主人公・コウジに高橋一生がふんし、齊藤自身もコウジの兄役として出演。齊藤は「映画とは、やはり映らない部分にも沢っ山のドラマがある事を、身を以て体感しました。かつて映画少年だった私には、この瞬間も含め、夢の様な映画の時間の進行形を過ごしています」と長編監督デビュー作が劇場公開に至った心境を明かしている。

斎藤工、初の長編監督作をゆうばり映画祭でお披露目!

 ブログ「斎藤工務店」で日々観た映画の感想を記し、2011年よりWOWOWの映画情報番組「映画工房」に出演。2012年から短編映画の監督を手掛けるようになり、2015年からは自ら発案した移動映画館「cinema bird in FUKUSHIMA」を始動するなど無類の映画好きとして知られる斎藤が、満を持して長編監督デビューを果たす。

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 物語は13年前に失踪した父の消息が判明したことから始まる。しかし、ガンを患っていた父は家族との溝が埋まらないまま3か月後に死亡し、葬儀の参列者の話から家族の誰も知らなかった父の顔が浮かび上がっていくさまが描かれる。高橋演じる主人公の父親役にリリー・フランキー、恋人役に松岡茉優、母親役に神野三鈴、音楽監督にミュージシャン・俳優の金子ノブアキ、スチール撮影にレスリー・キーと豪華布陣が集結。今年3月に開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」では観客賞にあたる「ゆうばりファンタランド大賞作品賞」を受賞した。

 初の長編作品を送り出す齊藤は、「わたしがこの作品に対してした事と言えば、はしもとこうじ氏のとっておきの物語を映画にしたいと言い、身に余るスタッフ方・キャスト方に集まって頂き、それをワクワクしながら特等席で見ていた、ただの我儘おっさん傍観者です」と謙遜しつつ、映画づくりの喜びを吐露。「派手にではなく、じっくりと手渡しの様に劇場にてこの作品を届けて行きたい」としている。

 主演を務めた高橋は「作品作りというものに、撮影前からこれほど参加させていただいた経験は、はじめてのこと」だったと言い、「映画に向ける静かな熱情を常に現場で感じていました。お芝居をしっかり見てくださっていたので、技術的な事を敢えてしない臨み方が出来たと思っています」と映画監督・齊藤工の魅力を表している。(編集部・石井百合子)

映画『blank13』は2018年2月3日よりシネマート新宿にて限定公開

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