動くマジンガーZついに!新作映画から機械獣とバトル&光子力ビーム放つ新映像
永井豪原作の巨大ロボットアニメを誕生から45年の時を経て復活させる『劇場版マジンガーZ』(仮題)から新映像が公開され、これまでお披露目された本作の映像の中ではパーツは映し出されるものの、静止したままだったマジンガーZの動く姿が初めて明らかにされた。フランスで開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭で披露されたこの“アヌシー特報”には、パイロットの兜甲児らしき人物の後ろ姿、マジンガーZの宿敵である機械獣とのバトルシーン、必殺武器・光子力ビームを放つ場面などがおさめられている。
【動画】すげーぞー!『劇場版マジンガーZ』(仮題)アヌシー特報映像
1972年から1974年に放送されて一世を風靡(ふうび)したテレビアニメ「マジンガーZ」は、永井が週刊少年ジャンプ(集英社)で連載していた漫画が原作。最高視聴率30.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した大人気アニメは、ヨーロッパ、中南米など世界中に普及して日本のアニメ文化を代表する作品として知られている。ロケットパンチやブレストファイヤーといった多彩な武器、特徴的な出撃シーンや合体シーンなど、その後のロボットアニメに多大な影響を与えた。
アニメ版の「マジンガーZ」はもちろん、『マジンガーZ対デビルマン』(1973)『マジンガーZ対暗黒大将軍』(1974)といった劇場版も制作してきた東映アニメーションが手がける今作の映像について永井は「技術が素晴らしいです」と絶賛。「3Dと2Dが一緒になってうまく機能するのか心配でしたが、実際観てみるとなんの違和感もなくキャラとロボが一緒になっている。そこが一番感動しました」と話し、「昔のファンの人たちもすごく喜んでみてもらえると思いました」とコメントしている。
テレビシリーズ最終回からの世界観を引き継ぎつつも、「完全新作ストーリー」が展開される今回の『劇場版マジンガーZ』(仮題)。兜甲児が操るスーパーロボット・マジンガーZや光子力研究所の仲間たちが悪の野望を阻止し、平和を取り戻してから10年後が舞台になっている。パイロットを離れて科学者の道を歩み始めた兜甲児が、富士山の地中深くに埋まった超巨大構造物と謎の生命反応に遭遇し、新たな出会い、新たな脅威、そして新たな運命が人類を待ち受ける……。(編集部・海江田宗)
『劇場版マジンガーZ』(仮題)の公開日は未定