プレスリーの孫、アル・パチーノ主演作でピュリッツァー賞ジャーナリストに
オスカー俳優アル・パチーノが米ペンシルベニア州立大学フットボールチームの名コーチだった故ジョー・パターノさんを演じるHBO局のテレビ映画に、ドラマ「ガールフレンド・エクスペリエンス」のライリー・キーオが出演するとDeadlineなどが報じた。
タイトル未定の同作は、ベストセラーとなったパターノさんの伝記本「パターノ(原題) / Paterno」が原作。チームの看板監督として栄光の日々を送ったパターノさんが2011年、チームのアシスタントコーチによる8人の男児への性的虐待の事実を知りながら隠していたとして、引退を許されず大学から解任されたスキャンダルを描く。
ライリーが演じるのは、この事件を最初に報じた23歳のジャーナリスト、サラ・ガニム。彼女の報道により、このスキャンダルは地元コミュニティーだけでなく全米に知られることとなり、のちにピュリッツァー賞を受賞している。
ライリーはエルヴィス・プレスリーさんの孫で、映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や、『ザ・ディスカバリー』(Netflixオリジナル作品)などに出演。「ガールフレンド・エクスペリエンス」では恋人のような体験を売るコールガールを演じ、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。(澤田理沙)