プレスリーをスターダムに押し上げたマネージャー、トム・パーカーの伝記映画が始動
キング・オブ・ロックことエルヴィス・プレスリーさんを支えたマネージャー、トム・パーカーさんを描く伝記映画『ザ・カーネル(原題) / Colonel』の製作が始動しているとDeadlineなど複数のメディアが報じた。
今作は作家アランナ・ナッシュの伝記本「ザ・カーネル:ジ・エクストラオーディナリー・ストーリー・オブ・カーネル・トム・パーカー・アンド・エルヴィス・プレスリー(原題) / The Colonel : The Extraordinary Story of Colonel Tom Parker and Elvis Presley」を基に、映画『メタリカ:真実の瞬間』のジョー・バーリンジャー監督が映画化。ナッシュはバーリンジャー監督と共に脚本も執筆する予定。テレビ映画「ロック・アンド・ドリーム」のスペンサー・プロッファーとテレビシリーズ「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」のスティーヴン・D・バインダーらが製作を務める。
パーカーさんは1909年オランダのブレダ生まれ。20歳のときに米国に移り、密入国者であることを隠すためにアメリカ陸軍に志願し、面接の士官の名を取ってトム・パーカーと名乗るようになった。歌手ジーン・オースティンのプロモーターになったことから音楽業界に入り、1955年には流行のスタイルと異なる歌い方をするプレスリーさんの将来性に関心を示す。プレスリーさんの信頼を得て、生活のあらゆる側面に関与するだけでなくタレントのマネジメントを統括し、プレスリーさんの成功に大きな役割を果たした。
プレスリーさんが亡くなってから今年の8月16日で40年になる。撮影は来年の初期に行われる予定だ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)