『アイアンマン2』のあの少年、ピーター・パーカーだった!
映画『アイアンマン2』の終盤でアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)が救う“アイアンマンマスクを着けた少年”は、後のスパイダーマンとなるピーター・パーカーだったようだ。『スパイダーマン:ホームカミング』(8月11日日本公開)のジョン・ワッツ監督がその経緯をUPROXXに語った。
藤原啓治版アイアンマンも!『スパイダーマン:ホームカミング』吹替版予告
この説はファンのお気に入りで、先日『スパイダーマン:ホームカミング』でスパイダーマン役を務めたトム・ホランドが認めたことで盛り上がりを見せていた。ワッツ監督は「全てのマーベル映画を見直していて、『スタークエキスポにいる、アイアンマンのマスクをしたこの小さな少年がピーター・パーカーだったらどうだろう?』って思ったんだ。年齢もちょうどいいし、彼はトニー・スターク(=アイアンマン)が大好きだからね」と説明。
初めはファンとして映画を観ていたところいくつかのファンフィクションを思い付き、そんな自分こそマーベル・シネマティック・ユニバース新作の監督だった……ということで、そのファンフィクションが現実になったと明かした。劇中には、こうしたイースターエッグ(隠しメッセージ、隠しキャラ)がたくさんあるという。
マーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギはこの説にどう反応していたか? ワッツ監督は「あのシーンをケヴィン・ファイギと観たのを覚えているけど、みんな『計算は合う?』という感じで、彼は『そうかも、多分ね』と応じていたよ」と振り返り、「それで彼(アイアンマンマスクを着けた少年)がジョン・ファヴローの子供だってわかったんだ」と続けた。『アイアンマン2』でメガホンを取ったファヴロー監督の息子マックスは、現在15歳になっている。
部活動のようなテンションでスパイダーマンとして活動する、15歳の高校生ピーター・パーカーの姿を描く本作。ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオの提携によって、マーベル・シネマティック・ユニバースのキャラクターたちの登場が可能になった点が大きな見どころで、ピーターの大好きなアイアンマンももちろん登場する。(編集部・市川遥)