土屋太鳳、主演作の初日に涙…監督からの手紙で
女優の土屋太鳳が30日、都内で行われた映画『兄に愛されすぎて困ってます』初日舞台あいさつに登壇し、河合勇人監督からのサプライズメッセージに思わず涙ぐんだ。イベントには、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、千葉雄大、草川拓弥(超特急)、杉野遥亮も登場した。
夜神里奈の人気同名コミックを実写化した本作は、突如モテ期が訪れた恋に恋する女子高生・せとか(土屋)が、血のつながらないツンデレ兄・はるか(片寄)や、初恋相手でもある超ドSなセレブ研修医・高嶺(千葉)をはじめとした“兄系イケメンズ”と繰り広げる、甘く切なくちょっぴり危険な青春ラブストーリー。
土屋は「全力で頑張らせていただいた」と自信を見せると、ネクタイとミニスカートを合わせたこの日の衣装について「下半身がニーハイとスカートでせとか風、上半身はお兄たちをイメージしました。せとかちゃんはお兄ちゃんたちイケメンズを通して成長したので、今日はその感謝を込めて選びました」と説明した。
弾ける笑顔で初日を迎えた喜びを表す土屋だが、せとかが持つ可愛らしい魅力が自分にはないものと感じ、そんな自分がせとかを演じることは原作ファンに対して申し訳ないと苦悩したこともあった。そんなバックグラウンドもあってか、河合監督が手紙を手にした瞬間から瞳を潤ませる土屋。そして、「せとかを演じてくれてありがとう。太鳳ちゃんにしかできない素敵なせとかでした。せとかは土屋さんとは正反対のキャラクターで演じるのはとても難しかったのではないでしょうか」とねぎらいの言葉を送られると、こぼれ落ちそうになる涙を指でぬぐった。
その後、河合監督から花冠もプレゼントされた土屋は、「本当に幸せです。ずっと自分がせとかでよかったのかな? とかいろいろ考えていたので、河合監督と今こうして、ここに一緒にいられることがうれしいです。続けてきて良かったなと思います」と素直な心情を吐露。優しく見守る“お兄たち”にも、「皆さんがいなかったら、せとかとして生きることができなかったので本当に感謝しています。ありがとうございます」と礼を述べた。さらに、片寄に「映画初出演、初初日、本当におめでとうございます。お兄(役)が(片寄)お兄で良かったです」とストレートな思いをぶつけ、片寄を喜ばせた。(取材/錦怜那)
映画『兄に愛されすぎて困ってます』は全国公開中