ひげ面もイケメン! 吉沢亮、テロリスト役に挑戦
『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』など話題作が目白押しのイケメン俳優・吉沢亮(23)が、映画『悪と仮面のルール』(2018年公開)で、テロリスト役に初挑戦することが明らかになった。
本作は「教団X」「土の中の子供」などで知られる作家・中村文則の同名小説を、玉木宏主演で映画化した作品。「純粋悪」となることだけを望まれて財閥・久喜家に生まれた主人公・文宏は、思いを寄せ合う相手、久喜家の養女・香織を守るために実父を殺害。しかし、心身を喪失し、皮肉にも父に近づいていく彼は彼女の前から去ることを決意。顔を変えて別人・新谷に成りすまし、彼女を陰から見守り続ける。
そんな中、彼女の身を狙う存在を排除した文宏だったが、その裏で糸を引くある人物と出会う。それは父と同じ歪みを持つ文宏の兄だった。そして、文宏は彼女を守るために再び罪を犯すことを決意する……。
吉沢が演じるのは、テロリストグループ「JL」のメンバーで、玉木ふんする久喜文宏に近づき、JLのメンバーに引き込もうとする男・伊藤亮祐。吉沢は「大好きな中村文則さん原作の作品に携われて、とても幸せな時間でした。役作りで初めて髭を伸ばしたのですが、こんなに生えるのかとビックリしました」とコメント。
「ある意味ファンタジーチックな世界観であり、ファンタジーチックな役でしたが、彼なりの歪んだ正義、そして歪みきれない自分への葛藤などをリアルに描こうと、精一杯演じました。ぜひ見てください」と呼び掛けた。
また、父の死後、久喜家の中枢となる文宏の兄・幹彦にミュージシャンで俳優の中村達也、文宏が成り代わった人物・新谷を殺人の容疑者として疑う刑事・会田に柄本明、文宏の父が雇っていた探偵で新谷となった文宏の依頼を受ける榊原に光石研がふんすることも明らかに。
メガホンを取るのは、ロサンゼルスの大学で映画演出を学んだ経歴を持つ新鋭・中村哲平。ヒロイン・香織を、2015年に「ゼクシィ」8代目CMガールに抜てきされ、注目された新木優子が演じる。(編集部・中山雄一朗)