新劇場版『エウレカセブン』主題歌は尾崎豊の息子・裕哉!伝説の父を持つ主人公に共感
アニメ「交響詩篇エウレカセブン」シリーズの新たな劇場版3部作『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』の主題歌を、歌手・尾崎豊さんの息子でシンガーソングライターの尾崎裕哉(おざきひろや)が担当することが明らかになった。同時に、裕哉の歌う楽曲「Glory Days」を使用した映画第1弾『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の予告編も公開された。
本作は、鬱屈とした日々を送っていた少年レントンが、ニルヴァーシュという名の人型機械LFOを操る少女エウレカとの出会いをきっかけに、世界を知る旅に出るSFアニメ。新劇場版では、全ての物語の始まりとなる大災害「サマー・オブ・ラブ」が描かれ、世界を守るため犠牲となった英雄アドロックと、その息子であるレントンの父への思い、悩み、葛藤を活写。やがてレントンは、父の歩いてきた戦いの世界へ身を投じていく。
レントン同様「伝説の父」を持ち、自ら「レントンと境遇が似ている」という裕哉は、「レントンが葛藤しているところとか『ああ、こういうことあったなぁ』と思っていました。反発しながらも、根本には寂しいという気持ち、『やっぱり父親に会いたい』という気持ちはお互いすごくあったわけで、そこの部分を想像していました」と語る。
そんな裕哉にとって初の映画主題歌となった「Glory Days」は、作詞をいしわたり淳治と、作曲を蔦谷好位置と手掛けた楽曲で、自身初というアップテンポなナンバー。オファーのきっかけは、総監督の京田知己が、たまたまiTunesで裕哉を見かけ、裕哉の楽曲「サムデイ・スマイル」を聴いたことだったという。
新しくも懐かしい思いを呼び起こす主題歌は、予告編にも「エウレカ」らしい爽快感をもたらしており、この曲を「宝物」と表現する京田総監督は「願わくばこの曲の流れる映画を見て劇場を出た後に、いや映画を見ていなくても街中でこの曲を聴いた全ての人の行く先に、輝ける未来があらんことを」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』は9月16日より全国公開