強姦した罪で誤って有罪…冤罪事件を『グローリー/明日への行進』監督がドラマ化
映画『グローリー/明日への行進』で注目された黒人女性監督エヴァ・デュヴァネイが、米ニューヨークで起きた冤罪(えんざい)事件「セントラル・パーク・ファイヴ」を題材にした限定5話のNetflixドラマシリーズでメガホンを取ることになった。米Netflixが発表した。
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同事件は、1989年にセントラルパークでトリシャ・メイリさんが何者かに襲われ、ハーレム(ニューヨークのスラム街)に住む5人の若者が、彼女を強姦した罪で誤って有罪判決を受けたもの。ドラマでは、若者たちが取り調べを受けた1989年の春から、無罪と認められて全面的解決に達した2004年までが描かれ、各エピソードで若者1人ずつに焦点が当てられる。
デュヴァネイ監督は、映画『怪物はささやく』を手掛けたジェフ・スコール&ジョナサン・キングと、オプラ・ウィンフリー、『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズのジェーン・ローゼンタールらと共同で製作総指揮を務め、脚本も担当する。Netflixとデュヴァネイ監督は以前にも、ドキュメンタリー『13th -憲法修正第13条-』でタッグを組んだことがある。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)