チン&コノ俳優降板「HAWAII FIVE-0」アジア系いなくなったと批判…クリエイターが釈明
アジア系アメリカ人のキャスト2人が降板することになったテレビドラマ「HAWAII FIVE-0」のクリエイター、ピーター・M・レンコフがファンからの批判に対しTwitterに声明を投稿した。
ピーターは、7シーズンにわたるファンの応援に感謝を述べ、同ドラマで特別捜査チーム“FIVE-0”のメンバー、チン・ホー・ケリーを演じたダニエル・デイ・キムとコノ・カラカウア役のグレイス・パークの降板を残念に思うとコメントしたあと、事情を説明している。
「実際のところは、彼らが契約を更新しないことを選択したのです。交渉に際し、CBS局は非常に寛大で、積極的な姿勢で話し合いを進めてきました。その証拠に、二人には前例のない昇給がオファーされたのです。しかし、話し合いの末、二人は違う道を進むことを選びました。誰も二人に去ってほしくはありませんでした。二人ともかけがえのない存在です。でも、7年にわたり家族と離れ離れになっていたグレイスの決断は理解できます。彼女には、何エピソードか戻ってくる機会もあったのですが、さまざまな理由により、それはなくなりました。みんな、オハナ(ハワイ語で家族の意味)を守ろうと必死にがんばりました。何らかの合意に達することができるかもしれないと思い、ギリギリまで降板を発表しなかったのもそのためです。確かに心が痛みますが、ロングランの番組では起こることです。誰もが乗り越えなければならないハードルなのです」と書いている。
また、アジア系のキャストがいなくなったことを批判する声に対しピーターは、これまでも多様な人種のキャストを起用してきたことを強調。シャイ・マクブライド、ホルヘ・ガルシア、マシ・オカ、ショーン・アンソニー・トムセンなどさまざまな人種の出演者名を挙げ、番組の出演者リストを誇りに思っていると言っている。(澤田理沙)