クリストファー・ノーラン『ダークナイト』3部作4Kリマスター版を制作中!
クリストファー・ノーラン監督が、映画『ダークナイト』3部作の4Kリマスター版を制作中であることが明らかになった。
ワーナー・ブラザースがホームビデオ用に『ダークナイト』3部作の4Kリマスター版を制作するというウワサがあったが、ノーラン監督はBadTaste.itにこの件について聞かれると「そうだ。僕自身すごく関わっている」とコメント。「4Kテクノロジーの素晴らしい点は、フィルムに撮った解像度に近づけられるということ(※通常のブルーレイは2K以下がほとんど)。35ミリフィルムだと少なくとも6Kはあり、IMAXフィルムだと18K以上だ」と熱心に語り出す。
「ホームビデオのフォーマットも進化していて、4K……特にHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ:明暗の差をダイナミックに表現できる映像技術)の付いた4Kなら、オリジナルフィルムにずっとずっと近い映像体験ができる」と4Kリマスター版に取り組む理由を説明したノーラン監督。「僕たちが今やっているのは、長く複雑なプロセスなんだ」と形になるにはまだまだ時間がかかるようだが、「だが、その結果は僕が見る限り、とても満足がいき、とても壮観なものになっているよ」と確かな手応えを感じていると続けた。
クリスチャン・ベイルが主演を務めた『バットマン ビギンズ』(2005)、『ダークナイト』(2008)、『ダークナイト ライジング』(2012)から成る『ダークナイト』3部作は、世界興行収入24億6,371万6,216ドル(約2,710億878万3,760円)を稼ぎ出した大ヒットシリーズ。ヒーロー映画をリアルかつシリアスなトーンで描き、多くのファンを獲得した。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)(編集部・市川遥)