新スパイダーマン俳優を救ったのは“ドクター・ダウニー”!
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)入りを果たした“新スパイダーマン”を演じている新星トム・ホランドがインタビューに応じ、ついに今夏公開を迎える単独主演映画『スパイダーマン:ホームカミング』でも共演したトニー・スターク=アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jrの素顔について語った。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でその姿をすでに披露している新スパイダーマンが主人公の本作は、まるで部活のようにスパイダーマンとして活動していた高校生のピーター・パーカー(トム)が、アイアンマンことトニー・スターク(ロバート)の導きによって真のヒーローへと成長していくさまを描く。
「トニー・スタークがピーターのメンターであるのと同じくらい、ロバートはこの映画をつくっている間、僕のことを本当に面倒見てくれた」と撮影の日々を振り返るトム。「最近では、『アベンジャーズ』新作の撮影でね。僕は同時に2本の映画を撮影していたんだ。1本はロンドンで、もう1本はアトランタで。アトランタで2日撮影して、3日目に飛んで、ロンドンで2日撮影し、3日目にまた飛んで、アトランタで2日撮影していた。3日半ごとに国際線で飛んでいたんだ。それが原因で、僕はとても具合が悪くなった」。
そんなときに助けてくれたのがロバートだったんだそう。「撮影現場でロバートは僕を呼んで横に座らせると、いろんなビタミン剤とかをくれて、僕の世話をしてくれたんだ。彼はビタミンをブーストするジュースとかをくれた。それで、僕は彼のことを“ドクター・ダウニー”と呼んでいたんだ。彼が僕を救ってくれたからだよ(笑)。彼は健康なものだけを入れたブリーフケースを持っていて、旅行用の小さなビタミンBみたいなものをくれた。それは液体で、ただ飲めばいいんだ。僕の人生でこれまでに飲んだものの中で最もひどいものだったけど、飲んだらとても気分が良くなったね。ロバートは本当に僕の面倒をみてくれたんだ」。
アメコミキャラでも屈指の人気を誇るスパイダーマンに抜てきされたことで、一気にスターダムを駆け上ったトムは、「僕は人生で、自分の将来のキャリアについて決断を下さなくてはいけない時期にいるんだけど、ロバートは、僕がためらうことなく電話してアドバイスを求められる人なんだ」とも語る。そんなこともあってか、「時々、僕のキャリアはピーターの人生を追いかけているように感じるよ」と劇中でピーターがトニーに導かれるように、トムもロバートに俳優としての在り方を学んでいるようだった。(編集部・石神恵美子)
映画『スパイダーマン:ホームカミング』は8月11日より全国公開