岡田准一、有村架純に斬られる!
岡田准一と有村架純が18日、都内で行われた映画『関ヶ原』完成披露舞台あいさつに登壇。有村が、撮影中に岡田のおでこに刀を当ててしまったことを「おでこにポン」とかわいらしい表現で打ち明ける中で、岡田は「僕、架純ちゃんに斬られました!」とあけすけに話し、会場の笑いをさらった。イベントには、平岳大、東出昌大、伊藤歩、滝藤賢一、西岡徳馬、役所広司、原田眞人監督も出席した。
本作は、歴史小説界の巨匠・司馬遼太郎による同名ベストセラー小説の実写映画化作品。わずか6時間で日本の未来を決した、誰もが知る「関ヶ原」の誰も知らない真実を、愛と正義を貫く武将・石田三成(岡田)と野望に燃える徳川家康(役所)との戦いを軸に描く。
有村は伊賀の忍び・初芽役として、自身初となる本格的な時代劇で、短刀を手に体にあざを作りながらアクションシーンに挑戦。実際に本編に収められている三条河原でのシーンでの撮影中のハプニングを告白した。「岡田さんのおでこにポンと刀を当てて……」とはにかみながら明かす有村に、岡田は「そうそう、俺斬られたんですよ」とぶっちゃけ、笑いを誘う。さらに、「あの時は冷や汗が止まらなかったです。本当に申し訳ありませんでした」と有村から謝られると、岡田は「いやいや」と気にしていないそぶりを見せ、「まさかのそういう動きする? というタイミングがズレちゃって……」と有村を気遣いながらも、「僕、架純ちゃんに斬られました!」と加えて観客を笑わせていた。
また伊賀者赤耳という忍者役で出演し、6日に舞台出演中に転落死した俳優の中嶋しゅうさんを思い、岡田が胸中を吐露する場面も。「ものすごくかっこいい憧れの俳優」だったそうで、「何より覚えていること」として「映画にこだわりがあって、良い監督以外とはやりたくないと言って、原田監督のことを『絶品』と笑顔でおっしゃられていた」と回顧。そして本作を観る前に亡くなったことから、「この映画が大ヒットして中嶋しゅうさんに届けばいいなと思いますし、ここにいる皆さんとご冥福をお祈りできたらと思います」と述べていた。(取材:錦怜那)
映画『関ヶ原』は8月26日より全国公開