山田孝之『銀魂』イベントにサプライズ登場も顔は見せず
俳優の山田孝之が14日、都内で行われた映画『銀魂』初日舞台あいさつに劇中に登場する謎の生物エリザベスの着ぐるみ姿でサプライズ登壇。福田雄一監督が本人の顔を見せようとエリザベスの口を開けたり、ムロツヨシが胴体をめくったりしたが、山田は腕や足を見せるものの一度も顔を見せることなく退場し、観客を喜ばせると共にもやもやした気持ちを残した。この日は、小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、吉沢亮、長澤まさみ、岡田将生、佐藤二朗も来場した。
イベント開始前にエリザベスの着ぐるみが登場すると客席からは笑い声が起き、エリザベスも階段でつまづいたり、「今日から公開!」と書かれた看板を持ってコミカルな動きをしたりと観客を楽しませた。
その後、豪華キャストが和気あいあいとトークを繰り広げる中、福田監督がエリザベスに対して「今日、いい動きしてるね。いい感じ? しゃべっていいんだよ」と呼びかけると、「熱い。断りゃよかった……」と山田のけだるい声が聞こえ、会場には歓喜と驚きの声が。
実は、山田が今作でエリザベスの声を担当していることから、このビッグサプライズが実現。福田監督が山田のことを「(エリザベスの)中の人」と表現した際には、「中なんてないですよ」とエリザベスになりきるが、結局、福田監督が「山田くん」と口走ってしまい、「中の人」が山田であることが確定。山田は「階段がすげー難しかった。見えないんで」と着ぐるみゆえの苦労をぼやいた。
また、ムロから「普通の人なら絶対やらない動きですね」といじられ、小栗から「俺だったら絶対やらない。本当にすごい。偉い」と褒められた山田は、「自分から(やると言って)やったんだよね」と告白。「みなさんは真夏に着物を着てアクションとかやって凄い大変な撮影をしていたじゃないですか。僕は(収録が)涼しい部屋で3分くらいで終わったんですよ」と収録時を振り返りつつ、「さすがに申し訳ない。多少は稼働した方がいいかなと思って」と妙に真面目な参加理由を説明して笑いを誘った。
本作は、累計発行部数5,100万部を超える空知英秋の同名漫画の実写映画化。パラレルワールドの江戸末期を舞台に、宇宙一バカで熱い侍・坂田銀時(小栗)が仲間を守るため、かつての同志と熾烈な争いに身を投じるさまを、ギャグ、パロディー、アドリブ満載で描いた痛快アクションエンターテインメントだ。(取材:錦怜那)
映画『銀魂』は全国公開中