ダニエル・ラドクリフ、襲われた観光客を助けるため駆けつける
映画『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが現地時間14日の夕方、ロンドンの路上でひったくり犯からケガを負わされた観光客を助けようと、彼の元に駆けつけていたことが明らかになった。London Evening Standard が報じた。
事件が起きたのは、ファッショナブルなストリートとして知られるチェルシーのキングス・ロードでのこと。イギリスに短期休暇で訪れていた50代の男性がスクーターに乗った2人組にルイ・ヴィトンのカバンをひったくられ、抵抗したところ顔をナイフで切り付けられたという。ロンドンでは近年、スクーターに乗ったギャングによるひったくり被害が増加していた。
偶然、事件現場に居合わせたダニエルは、すぐさま被害に遭った観光客の元に駆けつけ、震える被害者を慰め、落ち着かせようとしていたとのこと。犯人を追跡しようとするもまかれてしまい、現場に戻ってダニエルの存在に気付いたという元警官のデヴィッド・ヴィデセッテ氏は「ちょっとシュールな瞬間でした。『ダニエル・ラドクリフさんですか?』と聞くと、彼は『そうです』と答えました。本当にいい人でした。人助けのために足を止めるスターは多くないと思いますから」とコメントしている。犯人はまだ捕まっておらず、捜査が続けられている。(編集部・市川遥)