『猿の惑星:聖戦記』首位デビュー!『スパイダーマン』に競り勝つ
全米ボックスオフィス考
先週末(7月14日~7月16日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』が興行収入5,626万2,929ドル(約61億8,892万2,190円)で初登場1位に輝いた。前回大ヒットスタートを切った『スパイダーマン:ホームカミング』は前週比62.2%ダウンの興収4,420万5,210ドル(約48億6,257万3,100円)で、ワンランクダウンの2位となった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
ついに全面戦争へ!映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』予告編
『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』は、『猿の惑星』の前日譚を描いたシリーズの第3弾。地球の支配者としての生き残りを懸け、かつてないほど激しさを増した猿と人間の戦いを描く。前作に続きメガホンを取ったのは、『バットマン』単独映画の監督にも決定しているマット・リーヴス。オープニング興収は第1弾『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』が5,480万6,191ドル(約60億2,868万1,010円)、第2弾『猿の惑星:新世紀(ライジング)』が7,261万1,427ドル(約79億8,725万6,970円)と安定した成績をキープしている。
公開4週目となるアマゾン・スタジオの小規模作品『ザ・ビッグ・シック(原題) / The Big Sick』が前回に続き拡大公開となり、8位から5位にランクアップする健闘を見せた。また、新作ホラー『ウィッシュ・アポン(原題)/ Wish Upon』が興収546万7,084ドル(約6億137万9,240円)で7位デビューとなった。女子高生クレア(ジョーイ・キング)は七つの願いをかなえるという不思議なオルゴールを手に入れるが、願いを一つかなえるごとに代償として一人の命が犠牲になることがわかり……。『アナベル 死霊館の人形』のジョン・R・レオネッティ監督がメガホンを取った。
今週末は、クリストファー・ノーラン監督の戦争映画『ダンケルク』や、リュック・ベッソン監督のスペースオペラ『ヴァレリアン・アンド・ザ・シティ・オブ・ア・サウザンド・プラネッツ(原題) / Valerian and the City of a Thousand Planets』などが公開される。(編集部・市川遥)
7月14日~7月16日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』
2(1)『スパイダーマン:ホームカミング』
3(2)『怪盗グルーのミニオン大脱走』
4(3)『ベイビー・ドライバー』
5(8)『ザ・ビッグ・シック(原題) / The Big Sick』
6(4)『ワンダーウーマン』
7(初)『ウィッシュ・アポン(原題)/ Wish Upon』
8(6)『カーズ/クロスロード』
9(5)『トランスフォーマー/最後の騎士王』
10(7)『ザ・ハウス(原題) / The House』