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坂本龍一ドキュメンタリーがベネチア映画祭で公式上映へ!

第74回ベネチア国際映画祭

坂本龍一のドキュメンタリーがベネチアで上映!
坂本龍一のドキュメンタリーがベネチアで上映! - (C)2017 SKMTDOC, LLC

 音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画の正式タイトルが『Ryuichi Sakamoto: CODA』に決定。さらには、8月30日にイタリアで開幕する第74回ベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に公式出品されることも明らかになった。

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 2013年の同映画祭にコンペティション部門の審査員として参加した経験を持つ坂本だが、今回は自身の出演作品がワールドプレミア上映を果たすことになった。

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 坂本は、1978年に結成したバンドYMOで日本にテクノポップブームを巻き起こし、1980年代には出演しながら音楽も担当した『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、映画音楽家としても世界で名を馳せる。1990年代後半になると、社会問題・環境問題に意識を向けるようになり、その変化は音楽表現にも表れていった。2014年、中咽頭がんと診断され、1年近くに及ぶ闘病を経て復帰。現在65歳の坂本は、40年以上にわたる音楽活動において多くの作品を生み出し続けている。

 本作は、そんな震災以降の坂本の音楽表現の変化に興味をもったスティーブン・ノムラ・シブルが、劇場版映画初監督作ながらも、2012年から5年間という長期にわたって本人に密着取材をして完成させたもの。坂本が「全てさらけだした」と語ったように、膨大なアーカイブ素材とともに、過去の旅路を振り返りながら、新たな楽曲が誕生するまでの、坂本の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリーになっている。(編集部・石神恵美子)

映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』は11月4日より角川シネマ有楽町ほか全国公開

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