『マイティ・ソー』新作は約100分!マーベル史上最短映画に!
『マイティ・ソー』シリーズ第3弾にあたる新作『マイティ・ソー バトルロイヤル』の上映時間がおよそ100分の、マーベル映画史上最短の映画になりそうだ。メガホンを取ったタイカ・ワイティティ監督がColliderに語った。
ソーVSハルク!『マイティ・ソー バトルロイヤル』ティザー予告編
本作は、雷神ソー(クリス・ヘムズワース)が、史上最強の敵ヘラ(ケイト・ブランシェット)に愛しのハンマー“ムジョルニア”を破壊された上、宇宙の果てに弾き飛ばされ、遠く離れた星で捕らわれの身となってしまう姿を描く。
ワイティティ監督は、「今のところ、100分くらいかな。とてもとても長い映画になる予定はないんだ。そういう映画のほうが良いと思うんだよね、そのほうが観客はもっと観たいって思うことだろう」と“作戦”を語り、「この映画は一気に動きだして、常に何かが起こっているんだ。終盤で観客はとても疲れ切っていると思うよ。それはものすごい旅路なんだ。だからこの映画を3時間になんてする必要はないと思ったよ」と短くてもその内容はとても濃いものであることを強調していた。
そのぶん、削除されたシーンもたくさんあるそうで、「(削除されたのは)すばらしいシーンなんだ。おかしくて、笑える瞬間を収めたもの……でもそれをいっぺんに詰め込むことはできない。まるで子犬のように愛らしいシーンでも殺さなくちゃいけなかったんだ。そうやっていくつかのシーンを手放したよ。でもそのシーンは存在しているから、人々はいずれ観ることができるようになるよ」とコメント。おそらく、ブルーレイなどの特典映像になるものと思われる。
過去には、マーベルスタジオの社長ケビン・ファイギも「『マイティ・ソー バトルロイヤル』では物事が激変して、(『アベンジャーズ』シリーズの第3弾)『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』に直接つながるんだ」と話しており、本作で劇的なことが起こり、それが『アベンジャーズ』新作への布石になるようだ。なお、本作とは対照的に、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2時間半超えの上映時間が予想されており、マーベル映画史上最長映画になるものとみられている。『マイティ・ソー バトルロイヤル』は11月3日より、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より日本公開。(編集部・石神恵美子)