生田斗真&瑛太、過去に傷持つ難役挑む!元少年犯との極限の友情描く
生田斗真と瑛太の共演で薬丸岳の小説「友罪」が映画化されることが発表された。赦(ゆる)しのない罪に囚われた二人の男の極限の友情を描く本作について生田は「一生をかけて背負うべき過去の傷を持ちながら、それでも必死に生きようとする益田という人物を通して、多くの方に様々なことを感じ、思案していただきたいと思っております」とコメントしている。
原作は、実在の事件に着想をえた作品も多く、犯罪被害者と加害者、少年犯罪などの重厚なテーマを扱う作家・薬丸が、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の「その後」を描いた作品。
今回が3度目の共演となる生田と瑛太は、ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田(生田)と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木(瑛太)を演じる。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の二人は次第に心を通わせていく。しかし、あるきっかけと行動で益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始め……。
生田は瑛太について「瑛太さんが放つ獣のような鋭さと、ふとはにかんだ時の柔らかさに愛を持って対峙し、切磋琢磨しながら素晴らしい作品作りに励みます」とコメント。一方の瑛太は「この時代にこのような題材を映画化する事にまだ戸惑う自分もいます。とても大変な役を引き受けてしまった」と少年犯罪を扱った原作の映画化に驚きつつ、「でも、瀬々監督、生田斗真、スタッフを信じて最後まで演じ切りたい」と語っている。
生田とは初タッグとなる『へヴンズ ストーリー』『64-ロクヨン-』などの瀬々敬久監督がメガホンを取った今作。すでに撮影は始まっており、初日の感想についてはそれぞれ「うだるような暑さの中のロケで『何が起こるのか』とワクワクさせてくれる(撮影)現場です」(生田)、「瀬々監督とは『64-ロクヨン-』でもご一緒していたのですが、ある意味『お任せ』という感じです。どこかで監督の「お前、何かやってみろよ」という暗黙のメッセージというか、演出があるんです」(瑛太)と話している。(編集部・海江田宗)
映画『友罪』は2018年5月全国公開