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女の子の手本に!大ヒット『ワンダーウーマン』何がそんなに特別なのか

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ワンダーウーマンが女の子の手本に!
ワンダーウーマンが女の子の手本に! - (C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC

 全米だけで興行収入は約4億ドル(約440億円)とこの夏一番のヒット作となった『ワンダーウーマン』は、女性だけの島で育った好奇心豊かなプリンセス・ダイアナが、外の世界を知り、人々の争いを止めるために最強の美女戦士ワンダーウーマンとして立ち上がる姿を描いた物語。この大ヒットで主役のガル・ガドットが今最も輝くハリウッド女優となったのは言うまでもない。先日サンディエゴで開かれたコミコンで、DCのスーパーヒーローたちが力を合わせて戦う話題作『ジャスティス・リーグ』のパネルに参加したガルは、大ベテランのベン・アフレックを超えて一番大きな歓声を浴びていた。ワンダーウーマンとして激しいアクションを演じる時も、プリンセス・ダイアナとしてユーモラスで無邪気なところを見せる時もとても魅力的なガル。彼女の存在が、『ワンダーウーマン』を大成功に導いたのは明らかだ。(取材・文:細谷佳史)

美女戦士、目覚める!『ワンダーウーマン』本編映像

 『モンスター』でシャーリーズ・セロンにアカデミー賞主演女優賞をもたらし、今作ではガルの魅力を最大限に引き出したパティ・ジェンキンス監督は、「ガルの人となりにワンダーウーマンに通じるスピリットを感じた」と言う。「わたしたちにはスクリーンの中でも外でもワンダーウーマンを体現できる人が必要で、それがガルだったのよ。彼女はとても優しくて、オープンで、誰でも受け入れる。でも、それは知識の欠如から来るわけじゃない。実際、彼女は全てを知っているわ。でも毎日、そうしたポジティブな気持ちでいることを選択しているの。それはわたしにとって興味深いことで、『ワンダーウーマンが本当に存在している。オーマイゴッド!』と思わされる。わたしにとって最悪な気分の日でも、彼女は『オッケー、わたしたちはそれを乗り越えるわ。そうなるのはわかっている』という感じなの。彼女は、わたしたちにとって特別で素晴らしいワンダーウーマンよ」。

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ガル・ガドット
私生活では2人の子供を持つ母親でもあるガル・ガドット - Steve Granitz / WireImage / Getty Images

 映画の中でこれ以上ないほど完璧にワンダーウーマンを演じたガルは、私生活では2人の子供を持つ母親でもある。そして、アメコミの女性ヒーローとして最もアイコニックな存在であるワンダーウーマンの映画化には、大きな意味があると感じている。「75年にわたって存在しているアイコニックなキャラクターなのに、これまで(映画で)彼女のオリジンストーリーを観ることがなかったというのはクレイジーね。男の子たちには子供の頃、スーパーマンやバットマンやスパイダーマンという見本となる人たちがいる。でも、わたしたちには、見本となる強い女性はいなかった。やっとそういう女性を、子供たちが獲得できたのはとても重要だと思う。誰もが女性のエンパワーメント(力を獲得すること)について話し続けているけど、教育することなしに女性に力を持たせることはできないわ。だから2人の子供の母親として、それがやっと『ワンダーウーマン』で実現したことに興奮しているし、もっと強い女性たちが出てくるのを期待しているわ」。

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 そして、ガルは「ワンダーウーマンには、男性のスーパーヒーローにはない魅力が備わっている」とほほ笑む。「彼女はこれまでで最もパワフルな戦士よ。強さとパワーは普通、男性と結び付くもの。彼女にはすさまじいパワーがあるけど、わたしたちは彼女の女性的なクオリティーも維持したの。彼女の傷つきやすさや思いやり、愛、エモーショナルな知性をね。強さとパワーと全ての女性的なクオリティーを合わせたら、とても特別なキャラクターが生まれたの」。

 また、ジェンキンス監督は、ワンダーウーマンとこれまでのスーパーヒーローの違いとして、彼女が理想主義者である点を挙げる。「彼女は戦うために、犯罪を解決するために存在するわけじゃないの。人類を守るために彼女はもちろん戦うわ。でも、彼女は、愛と真実と美しさを信じている。だから、(他のヒーローたちとは)全く違う視点を持っているの」。

『ワンダーウーマン』
ダイアナとクリス・パイン演じるスティーブ - (C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC

 新作の大きな見どころの一つに、ダイアナと、クリス・パイン演じる第一次世界大戦のエリート・スパイ、スティーブの関係がある。ダイアナはスティーブを通して人間の世界を知るが、「スティーブもダイアナから大きな影響を受ける」とクリスは語る。「彼女にはスーパーパワーがある。彼女は戦車とかを持ち上げられるけど、スティーブにはそれはできない。だから、彼女が、敵がいる最前線に向かってそのまま走っていくことを提案した時、彼は『君は頭がおかしいんじゃない?』となる。二人の間にあるその格差の素晴らしい点は、彼女が、際限なく希望に満ちていることだ。何も彼女を止めることはできない。そういったことは、スティーブのように、人間の最悪の部分を見てきた者に必要な希望を与える。この素晴らしい女性に会うことがなかったら、彼は多分、戦争がもたらす絶望の沼地に沈んでいただろう。彼女のありえないぐらい前向きな姿勢が、彼に、悪い人たちを倒して、多くの人たちを救う可能性がまだあることを教えてくれるんだ」。

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 DCコミックの映画化作品としては、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』トリロジーと並ぶ高評価(全米批評家サイト、ロッテントマトの支持率92%)を獲得した『ワンダーウーマン』。今年11月には全米でDCのヒーローたちが集結する『ジャスティス・リーグ』が公開され、2019年12月には続編が公開されることが発表されている。今回の『ワンダーウーマン』の大成功が、今後のDCユニバース作品をより魅力的にしたのは明らかだ。

映画『ワンダーウーマン』は8月25日より全国公開

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