「ウィル&グレイス」復活はオリジナルのエンディング無視 第2シーズンも決定
2006年に米放送が終了したエミー賞ドラマシリーズ「ウィル&グレイス」の復活に当たり、ファンにとっては寂しいエンディングだったオリジナル版の筋書きは完全に無視されることがEW.comで明らかになった。
【写真】「ウィル&グレイス」ショーン・ヘイズと同性のパートナー
オリジナル版のシリーズフィナーレでは、大親友だったウィル(エリック・マコーマック)とグレイス(デブラ・メッシング)の仲に亀裂が入り、音信不通状態に。そこから未来へとタイムジャンプし、グレイスの娘とウィルの息子が同じ大学の同じ寮に入ることになり、ばったり再会。子供たちの間に何か始まる予感と共に、ウィルとグレイスが口をきき始めるというところで終わっていた。
クリエイターの一人マックス・マッチニックは復活するとは考えずに最終エピソードを書いたとコメント。11年の時を経て、ベストな状態で番組を作り直すにはどうしようかと考えたという。もう一人のクリエイター、デヴィッド・コーハンは「復活すると決まったとき、最後は子持ちで終わったんだよな? なら子供が最優先の人生になっているはず。最優先でなくても親であることに変わりはなく、ただ悪い親ということになる。僕らは彼らをいい親、悪い親として描きたくはなく、ただウィルとグレイスとして描きたかったんだ」と言っている。
その結果、ウィルとグレイスは独身で、仕事も同じ、住んでいる場所も同じという当初の設定に戻り、シリーズフィナーレで一緒に住み始めていたジャック(ショーン・ヘイズ)とカレン(メーガン・ムラリー)も、ジャックはウィルとグレイスのご近所さん、カレンは豪邸で酒をがぶ飲みしているという、おなじみのセッティングに戻るそうだ。
TVLineなどによると、10エピソードの限定復活と言われていた同シリーズだが、すでに13エピソードの第2シーズンも決定したとのこと。新シーズンにはオリジナル版でグレイスの恋人から夫となったハリー・コニック・Jrも顔を出す予定だという。(澤田理沙)