「HAWAII FIVE-0」チン俳優、降板は揺るぎない自尊心を保つため
先月、コノ・カラカウア役のグレイス・パークと共に米テレビドラマ「HAWAII FIVE-0」を降板したチン・ホー・ケリー役のダニエル・デイ・キムが、テレビ批評家協会の夏のプレスツアーで降板理由について改めてコメントした。
The Hollywood Reporter などによると、ダニエルはエグゼクティブプロデューサーを務める韓国ドラマのリメイク「ザ・グッド・ドクター(原題) / The Good Doctor」のプロモーションで出席。「『HAWAII FIVE-0』は7年の間、僕の人生においてとても大事な一部でした。機会を与えてくれたCBS局とドラマの関係者全員に感謝しています。(CBSエンターテインメントの社長)ケリー(・カール)と(CBS SEVP プログラミングの)トム(・シャーマン)とは前からの知り合いで、トムとは『LOST』の頃に会いました。彼らのことを知っているし、好きだし、先日のディスカッションパネルでの彼らのコメントもありがたく思っています。とは言うものの、与えられた機会に感謝し、仕事仲間への敬意を抱きながら、揺るぎない自尊心を保つことも可能なんです」と語っている。
「いいことはいつか終わりを迎えます。僕は『HAWAII FIVE-0』の章を閉じ、『ザ・グッド・ドクター(原題)』で新たな章を開きます」と続け、ブレイクのきっかけとなった「LOST」の放送局ABCに戻れることをうれしく思うと付け加えた。
先日の「HAWAII FIVE-0」のディスカッションパネルでケリーは、ダニエルとグレイスには去ってほしくなく、できる限りのことをし、高額なギャラもオファーしたとコメント。キャストの降板はロングランのシリーズでは避けられないものだと言いながらも、何度も彼らを引き留める努力をしたことを強調していた。(澤田理沙)