叶姉妹、コミケで配った名刺は1万枚!指の皮めくれるも「次も参加したい」
タレントの叶姉妹(叶恭子、叶美香)が12日、秋葉原のUDXギャラリーで行われた「とらのあな」新CM発表会に来場、前日に参加したばかりの「コミックマーケット92」への出展について振り返った。
同人誌やゲーム、アニメグッズなどを中心に販売するショップ「とらのあな」の新CM「いっちゃってますわね」編に抜てきされたのは、今夏のコミックマーケットへの出展が話題を集めた叶姉妹。CM撮影はコミケ出展の準備の最中に行われたといい、恭子も「とても疲労困憊(こんぱい)でした。スケジュール的にもほぼそこしか撮影できる日がなく、よれよれの感じで参加しました。わたしたちがお役目を果たせるのか心配でしたが、優秀なスタッフの皆さんがすばらしく。とてもいいものができたのではないかと思います」と新CMに自信を見せた。
そしてそこからは前日に参加したばかりのコミケの話に。夏のコミケ会場についてファンからは「地獄」「蒸し暑い」「戦争」「息ができない」「酸素が少ない」といった報告を受けたという恭子。普段、彼女たちの周囲にはグッドルッキングガイと呼ばれる取り巻きの男性がついているが、今回の出展にあたって彼らは参加させなかったという。それについて「何回か耐久テストをしたのですが、『かさばるから置いていきましょう』と姉が言いまして。わたしもそうした方がいいと思いました」と述懐する美香。
グッドルッキングガイたちは普段、恭子の好みによりスーツ着用でいるが、そんな彼らが「亜熱帯の中にいる感じ」と言われるコミケ会場に適応できるのか。そこで恭子は「耐久テスト」と称して、彼らをスーツのままの状態でスチームサウナの中に入ってもらったというが、数分で次々と脱落。結局彼らは連れていかない、という結論になったという。恭子も「彼らは180センチ以上あるから、中腰で素早い動きはできない。それは彼らのためにも良くないし、何よりももっと大事なのは、わたしたちの愛する皆さんが並んでくださっているのに、お待たせさせてはいけないということ。だからダメよと言いました」と語る。
二人のブースには2,000人を超える行列ができたという一部報道もあった。会場では名刺を1万枚ほど配り、「あの時は夢中だったので気づかなかったんですが、後からヒリヒリして痛いなと思ったら指の先の皮がめくれていた。あれだけ名刺を配るとこんなことになるのか」と述懐する恭子だが、それでもファンとの交流は「とてもハッピーな時間でした」という。
ひとりのファンからは「本当に長い間いてくれてありがとうございます」と声を掛けられたそうで、「どれくらい待ちましたか?」と恭子が尋ねると、「6時間です。でもそんなことはなんともないです」と返答があったのだとか。その言葉に「涙が出そうになりましたね」という恭子。「6時間も待つのを苦にも思わず、ありがとうとおっしゃってくださった。でもその方だけでなく、すべての皆さんがそういう態度で接してくださった。むしろわたしたちの方がありがとうございますという気持ちになりました。そうした心のやりとり、エネルギーに感動しました」と振り返った。
そんなコミケ出展初体験に「いろいろやってみたいし、いろいろお勉強させてもらったので、もし次回も当選することがあるなら、次もコミケに参加したい」と意気込む美香。今回のCMに続き、「とらのあな」とのコラボグッズも作ろうという話でも盛り上がっているそうで、どんどんオタクカルチャーに魅了されている様子の叶姉妹であった。(取材・文:壬生智裕)
「とらのあな」新CM「いっちゃってますわね」編は8月13日よりオンエア開始