1200年続く“悪魔祓い”世界初公開…衝撃すぎる儀式内容
世界で初めて“悪魔祓い”の現場を公開し、話題を呼んだドキュメンタリー映画『悪魔祓い、聖なる儀式』が11月より日本公開されることが明らかになった。併せて、神父が悪魔祓いをするショッキングな様子を収めた予告編も公開された。
1973年の大ヒット映画『エクソシスト』でおなじみの悪魔祓い師は、映画の中だけの存在ではなかった。悪魔に憑りつかれた者を助ける神父は、現代においても存在し、日夜膨らむ“悪魔祓い”の需要への対応に追われていたのだ。本作は、イタリア・シチリア島の有名なエクソシストであるカルド神父に密着し、これまで外部に開かれることのなかった秘儀“悪魔祓い”の現場に初潜入し、人間と悪魔の臨場感あふれるせめぎ合いを目撃する。
公開された予告編では、教会でイスに座る男性が、神父に頭を触られると、突如として何かが憑依したかのように喚き叫ぶという、衝撃のシーンで始まる。そして場面は変わり、教会に集まった人々を前に、神父は「ここには憑依された人々もいます。でもそれに驚かずに座っていて下さい。そして誰かに兆候が現れたら祈り続けてください」とただならぬ説明。すると、その静粛な場にもがき苦しむような叫び声が響きわたる。現代医療が効かず、“悪魔祓い”の儀式を求めて、殺到する人々たち。彼らに迫るにつれ、現代社会が抱える闇も明らかになっていくのだった。メガホンを取ったのは、スペイン人監督ホセ・ルイス・ゲリンの『工事中』の脚本家助手などを務めたイタリアの新鋭監督フェデリカ・ディ・ジャコモ。(編集部・石神恵美子)
映画『悪魔祓い、聖なる儀式』11月より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開