山田涼介、林遣都にライバル心…和製“ジェームズ・ディーン”の座をかけ
Hey! Say! JUMP の山田涼介が18日、都内で行われた映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』完成披露試写会に出席し、“ジェームズ・ディーン”の称号をかけて林遣都にライバル心をのぞかせた。イベントには、村上虹郎、寛一郎、門脇麦、尾野真千子、西田敏行、廣木隆一監督も登場した。
本作は人気作家・東野圭吾のベストセラー小説が原作。今は廃墟となったナミヤ雑貨店に忍び込んだ、養護施設で育った敦也(山田)たち3人の青年と、32年前に同じ場所で客の悩み相談をしていた店主・浪矢雄治(西田)宛てに過去から手紙を送る人々との時空を超えた奇跡の体験が感動的に描かれる。
「(観客より)先にいっぱい泣きました。本当にいい作品」と胸を張る西田は、「日本映画をけん引する素晴らしい才能たちが、今ここにいる。こんなぜいたくなことはない」とキャスティングの妙にも言及すると、「ここにいない人たちは(役者を)辞めた方がいいんじゃないかな」と冗談も飛ばし、会場の笑いを誘った。
さらに、「山田くん、虹郎、寛一郎くんとも初めてなんだけど、そんな感じがしない。なぜかと言うと、昔観た映画の人と彼らのキャラクターや感性が重なったから」と吐露。そして、山田はジェームズ・ディーン、虹郎はポーランドのジェームズ・ディーンと呼ばれたズビグニエフ・チブルスキー、寛一郎はマーロン・ブランドと重なったことを伝え、村上たちを喜ばせた。
ところが「ちょっといいですか?」と口を挟んだ山田は、以前から西田が自分とディーンが似ていると言っていたことについて「すごくうれしい」としながらも、ある時本作のパンフレットに西田の言葉として「林遣都くんがジェームズ・ディーンに重なった」と書いてあるのを見つけ、「えっ、ちょっと待って。俺じゃなかったっけ?」と衝撃を受けたことを告白。すると西田は「作品によって違いますから」と言い切ると、「(山田は)『エデンの東』、遣都くんは『理由なき反抗』か何か(のディーン)」ともっともらしく説明し、山田を納得させてその場を切り抜けていた。
この日は、本作が第22回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門に正式招待されたことも発表された。山田は「原作がアジアで愛されていることは聞いていましたが、映画も世界に歩み始めるということでうれしいですね」と笑顔を見せた。(取材:錦怜那)
映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は9月23日より全国公開