全米で1館→130館の大ヒット猫ドキュメンタリーが11月公開
アメリカで1館から130館に拡大公開となる大ヒットを記録した猫ドキュメンタリー『Kedi』が『猫が教えてくれたこと』の邦題で11月より公開されることが決定した。
「猫の街」として知られるトルコ・イスタンブールを、地上からわずか10センチメートルの距離のカメラを使って猫の目線で捉えた本作。この街に住む野良猫たちは、人々から食料や寝床を与えられながら、ある人にとっては生きがいとして、ある人にとっては生涯の相棒となり、自由気ままに生活しているという。
主に登場するのは、7匹の猫。子猫たちにエサをあげるために市場の食べ物を狙う虎猫のサリ、なでられるのが大好きなメス猫のベンギュ、レストラン近くに住みネズミ退治を仕事(!?)にしているアスラン、喧嘩が強く旦那を尻にしきながらも嫉妬深いサイコパス……。生まれも育ちも全く異なる7匹の個性豊かな猫を軸に、イスタンブールの人々と猫の“幸せな関係”が映し出される。
ポスタービジュアルのメインに使用されているのは7匹の猫のうち1匹で、いつも高級なデリカテッセンからおいしいエサをもらっている“紳士猫”デュマンをアップでとらえたもの。監督のジェイダ・トルンは「猫がふいに膝の上に乗ってきて、おとなしく背中をなでられながらゴロゴロと喉を鳴らしているような雰囲気の映画になればいいなと思っている」と本作の意図を説明している。(編集部・石井百合子)
映画『猫が教えてくれたこと』は11月、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開