薬物中毒の青年を救った伝説のネコ来日!秘蔵写真公開
薬物中毒でホームレスとなり人生ドン底の青年が一匹の野良猫に救われるノンフィクション小説を実写映画化した『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』(8月26日公開)。本作のプロモーションのため来日した原作者・ジェームズ・ボーエンと猫ボブに密着した、秘蔵写真が公開となった。
【秘蔵写真たくさん】猫ボブのハイタッチは悶絶級のかわいらしさ!
公開された写真は、8月1日~4日までのジェームズ&ボブを追ったもの。成田空港に到着したときの様子やテレビ番組の収録、インタビュー取材、ジャパンプレミア(新宿ピカデリー)、トークショー&サイン会(新宿紀伊国屋書店)、ホームレスの自立を支援する雑誌「ビッグイシュー」の座談会などの様子が収められており、どのイベントにもジェームズ&ボブのコンビで仲良く訪れたという。
13歳のころから日本のカルチャーや風土に憧れていたというジェームズは、初来日に感激しきり。ジャパンプレミアでは「ボブは僕の家族であり、友人であり、守護天使。ボブが僕の人生にセカンドチャンスを与え、日本にも連れてきてくれた。日本は二人で訪れた国の中で一番楽しく、一番遠い国」と顔をほころばせていた。
一方、猫のボブはインタビューを受けるジェームズに寄り添い、そのまま眠りに落ちる一幕もあったというが、イベントでは度々ジェームズとの愛くるしいハイタッチをキメていた。ジェームズいわく、日本のキャットフードはイギリスのものよりもはるかにクオリティーが高いそうで、ボブはとりわけスティック型のペースト状キャットフードに夢中だったという(特に黒毛和牛味がお気に入り)。
もともと映画ではボブ役に役者猫を起用する予定だったが、野外で大勢のスタッフ&キャストに囲まれる中での演技がうまくできなかったため急きょボブに白羽の矢が立てられたとか。英国の美形俳優ルーク・トレッダウェイ演じるジェームズがロンドン中心部コヴェント・ガーデンでバスキング(路上演奏)を行うシーンでは、50人のエキストラと共に撮影予定だったが、二人がパフォーマンスを始めると300~400人の一般の人々が集まった。
2012年3月にイギリスで出版された原作「ボブという名のストリート・キャット」は30を超える地域で出版され、販売部数は世界で500万部を突破。『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』のベテラン、ロジャー・スポティスウッドがメガホンを取った。(編集部・石井百合子)
映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』は8月26日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開