ジェームズ・ガン監督、スタントを全部自分でしたことにする“有名俳優”を批判
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が、劇中のスタントを全て自分でしたことにする俳優たちをFacebookで批判した。
ガン監督作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』フォトギャラリー
ガン監督のこのコメントは、『デッドプール』続編の撮影中に亡くなったスタントウーマンのジョイ・“SJ”・ハリスさんへの追悼文から派生したもの。彼女の死を悼んだガン監督は、自身もスタントのある撮影現場では事故で誰かを亡くしはしないかという恐怖に常に襲われ、安全を確保するためにできることは全てしているものの、死につながりかねない事故が起きたこともあったと打ち明けた。
そして「彼女の死が思い出させたのは、スタントの人たちの仕事が日頃からもっとたたえられるべきだと僕が思っているということ」と切り出したガン監督は、「俳優が『スタントは全部自分でやった』と言うのを聞くことほど、イラつくことはない。それはほとんどいつだってウソだ。僕は本当にそんなことをしているアメリカ人俳優やアクションスターを一人も知らない」と暴露。「とても有名なあるスターを含む何人かは、平均的な俳優たちよりずっと多くのスタントをしているのかもしれないけれど、『全部自分でやった』というのは白々しいウソだ」とスタントパフォーマーから手柄を取り上げる俳優たちを批判した。
この投稿は1万件を以上の「いいね!」が付けられるなど反響を呼んでおり、コメント欄にはガン監督が指摘した“とても有名なあるスター”は誰なのかと勘繰るものも。「アメリカ人って言っているから、ジェイソン・ステイサムじゃないはず。だったらトム・クルーズ?」「トムはいつも“ほとんど”と言っているよ。“全部”なんて言ってない」「キアヌ・リーヴスは謙虚だから全部自分でやったなんて言わない」といった議論が交わされている。(編集部・市川遥)