ディーン・フジオカ、新作で正体不明の男に!インドネシアでオールロケ
ディーン・フジオカが『淵に立つ』などの深田晃司監督とタッグを組む新作映画で、奇跡を起こす正体不明の男を演じることが明らかになった。『海を駆ける』と題したこの作品はインドネシアでオールロケが行われており、ディーンは「個人的にインドネシアという国は、家族が住んでいたり自分の過去に縁のある国の一つです。いつかインドネシアに映画の撮影に来られたらいいなぁと思っていました」とコメントしている。
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日本、フランス、インドネシアなどが共同で製作する本作は完全オリジナル脚本で描かれるファンタジー作品。インドネシアの海岸で倒れているところ発見された男(ディーン)は片言の日本語やインドネシア語を話すが、正体は不明。その男にラウ(インドネシア語で海の意味)と名付けて預かることになった災害復興の仕事をしている貴子(鶴田真由)と息子のタカシ(太賀)たち。彼らの周辺でラウは様々な不思議な奇跡と事件を巻き起こしていく。
NHKの連続テレビ小説「あさが来た」で脚光を浴びたディーンは今回の役どころについて「すごく不思議な存在ですね。人間のようでいて、でも人間ではないというか。様々な奇跡的な現象を起こしていくとにかく謎に包まれたキャラクターです」と説明。日本とインドネシアで公開が決まっているこの映画のプロジェクト自体についても「2つの国だったりカルチャーというものをさらに近づけていったり、新しい化学反応を起こしたりするようなきっかけになる可能性を持ったひとつのプロジェクトなんじゃないかなぁと思っている」と語っている。
そんなディーンを深田監督は「その多国籍で無国籍な生き方にまず惹かれ、お顔を拝見し打ち抜かれました。一目惚れです」と絶賛。「『ラウがいた』と確信しました。ラウ=ディーンさんの発見によって、この映画は動き始めたのだと思います」と自信をのぞかせている。(編集部・海江田宗)
映画『海を駆ける』は2018年5月に全国公開