ホワイトウォッシュと批判も…『ヘルボーイ』リブート版、日系アメリカ人役にエド・スクライン
映画『デッドプール』のエイジャックス役エド・スクラインが、ギレルモ・デル・トロ監督『ヘルボーイ』シリーズのリブート版で、日系アメリカ人の役を務めることになったとDeadlineなど多数メディアが報じた。
リブート版のタイトルは、『ヘルボーイ:ライズ・オブ・ザ・プラッドクイーン(原題) / Hellboy: Rise of the Blood Queen』。『ドゥームズデイ』やテレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」などのニール・マーシャル監督がメガホンを取り、Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」などのデヴィッド・ハーバーが、悪魔の子として生まれた心優しきヒーロー・ヘルボーイ役に決まっている。また、ミラ・ジョヴォヴィッチが悪役ブラッドクイーンを演じる可能性があると言われている。
スクラインが演じるのは、超常現象捜査局で働く元海兵隊隊長ベンジャミン・デミオ。この役は、原作では第2次世界大戦中に政府に雇われた暗殺者だった日本人を祖母に持つ日系アメリカ人として描かれているため、ホワイトウォッシュ(白人以外の役柄に白人俳優が配役されること)との批判も寄せられている。スクラインは、出演決定のニュースをTwitterでファンに伝えているが、中には「あなたは才能ある俳優なのだから、アジア系の同僚から役を奪う必要はないのでは?」などのコメントも寄せられている。
『ヘルボーイ:ライズ・オブ・ザ・プラッドクイーン(原題)』は2018年公開予定。(鯨岡孝子)