ハリウッド版『デスノート』、全て原作者チェック済み
Netflixオリジナル映画『Death Note/デスノート』ジャパンプレミアが24日、都内で行われ、アダム・ウィンガード監督、ナット・ウルフ、レイキース・スタンフィールド、マーガレット・クアリー、マシ・オカ(プロデューサー)が登壇し、本作に携われた喜びを興奮気味に語った。この日は、田中卓志(アンガールズ)、ベイビーレイズJAPANもスペシャルゲストとして登場した。
人気コミック「DEATH NOTE」(大場つぐみ原作、小畑健作画)をハリウッドで実写化した本作では、死神リューク(ウィレム・デフォー)が落としたノートを駆使し、悪人を葬り去る闇の存在となったライト・ターナー(ナット)の運命が、謎の名探偵・L(レイキース)と1人の同級生(マーガレット)により大きく変わっていくさまが描かれる。
約40分にわたるレッドカーペットイベントを終えて舞台あいさつに立った一同は、日本のファンの熱烈な歓迎を受けてご機嫌。ウィンガード監督は大ジャンプを披露する浮かれようで、「自分にとって様々なことを探究できる素晴らしい作品でした。ハリウッド版ということで大作として作れることにも喜びを感じました」と笑顔。本作のリュークについては「今までにない形で命を吹き込みたかった」と説明した。
マシは、「デスノート」を「日本の宝」と表現すると、「先生方に全てを確認してもらいました」とキャラクターやストーリーをはじめ、脚本もすべて翻訳したものをチェックしてもらったことを告白。「先生が納得していただけることで、ファンの皆さんも納得していただけるのかなという思いがあった」と真摯な思いをのぞかせた。
そんな二人の熱い思いを受けとり、ライト・ターナー役に挑んだナットは「オファーを受ける前に原作を理解しなきゃと思い、ちょっと見てみるつもりでアニメと漫画を見たら、すっごいファンになってしまいました」と述懐。そして「ファンになったからには作品に見合う映画を作らなければと思いましたし、結果的に見事な『デスノート』の世界をつくったと思います」と胸を張った。
一方、L役のラキースは膝を抱えて座ったり、飴を舐めたり、ステージ上でLになりきりつつ、「原作にオマージュをきちんと込めたいという思いがあったし、Lとライトのライバル関係がとても好きなので、その辺りを大切に演じました」とコメント。その後、ナットと戦うアクションで会場を盛り上げていた。(取材:錦怜那)
Netflixオリジナル映画『Death Note/デスノート』は8月25日より世界同時配信