6歳の娘が「わたしは一番醜い女の子」…P!NKが送ったメッセージが感動的と話題に
現地時間27日に開催された2017MTVビデオ・ミュージック・アワードでマイケル・ジャクソン・ビデオ・ヴァンガード賞を受賞した歌手のP!NK(ピンク)が、受賞スピーチで6歳の娘ウィロウちゃんに向けて語ったメッセージが感動的だと話題になっている。
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「時間がないのはわかっているんだけど、ちょっと話をさせてくれるかしら?」と切り出したP!NKは、先日、ウィロウちゃんを学校へと送る車中で突然「ママ……わたしは一番醜い女の子だってわかっているの」と言われたと明かす。「『ハァ?』って言ったら、娘は『そうなの。わたしは長い髪をした男の子みたいに見えるの』だって。わたしは内心『何てこと。まだ6歳なのに。なぜ? どうしてそんなことを思うの? 誰がそんなこと言ったのよ? そんなことを言った6歳児のケツを蹴り飛ばしていいかしら?』と思ったけど、何も言わなかった」。
その代わりに家に戻ってから、ウィロウちゃんのためにパワーポイントでプレゼンテーションを作ったというP!NK。プレゼンは、マイケル・ジャクソン、デヴィッド・ボウイ、フレディ・マーキュリー、アニー・レノックス、プリンス、ジャニス・ジョプリン、ジョージ・マイケル、エルトン・ジョンといった「自分らしく生き、日々笑い者にされたかもしれないけれど堂々と自らの旗を振り、全ての人々をインスパイアした中性的なロックスターやアーティストたち」を紹介したものだ。
「それで『どうして自分自身についてそう(醜いと)感じるのか、教えてほしいの』と言うと、娘は『わたしは男の子みたいだから』と。だから『わたしの見た目についてどう思う?』と聞いてみると、『きれいよ!』だって。『あら、ありがとう(笑)。でも人々がわたしをバカにするとき、彼らはわたしが男の子のように見えるだとか、男のようだとか、自分の意見を言いすぎるとか、体ががっしりし過ぎているとかって言うのよ』と教えたわ」。
そしてそんな人々の声に合わせてヘアスタイルや体形を変えることはせず、ありのままの自分自身で世界中のアリーナ席を完売させていると娘に伝えたというP!NK。「わたしたちは変わらない。わたしたちは小石と貝柄で、真珠を作るの。わたしたちは他の人々の考えが変わるように手助けをし、そうすれば彼らは美しさにはもっといろんな種類があることに気付ける。ここにいるアーティストの皆さん。わたしは皆さん全員にインスパイアされています。あなた自身でいてくれてありがとう。どうか輝き続けて。だからわたしのかわいい子、あなたは美しい。愛しているわ」。(編集部・市川遥)