綾野剛、筋トレしすぎて脇がしまらず…佐藤健と過酷な肉体改造
俳優の佐藤健と綾野剛が4日、東京国際フォーラムで行われた映画『亜人』完成披露試写会に出席した。佐藤と綾野は、2012年に公開された『るろうに剣心』以来の共演となったが、綾野は「佐藤健を追い込むのは楽しかった。いい顔をするんですよ」としてやったりの笑顔。苦笑いを浮かべる佐藤に会場から「かわいい!」と歓声が上がると、綾野はとっさに「どっちが?」と反応し、客席を盛り上げていた。本イベントには、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、本広克行監督、主題歌を担当した THE ORAL CIGARETTES も出席した。
【画像】今はだいぶ標準レベルの肩幅に…?『亜人』共演者と綾野剛
本作は、桜井画門の人気コミックを『踊る大捜査線』シリーズの本広監督が実写映画化した作品。ある交通事故によって、絶対に死なない新人類「亜人」であることが判明してしまった永井圭(佐藤)が、同じ亜人でありテロリストと化してしまった佐藤(綾野)らと壮絶な戦いを繰り広げる姿を描く。
劇中では、綾野、佐藤ともに極限まで鍛え上げた肉体を披露しているが、綾野は「この映画の前の作品でも体を作っていたのですが、合計で4か月は取り組みました。結果的に脇がしまらなかったぐらい」と過酷な肉体改造を打ちあけると、佐藤も「食事制限が大変でした。普段から白米が大好きなので、それを食べられない生活というのはかなり苦しかったです」と本作にかけた思いを明かしていた。
綾野が「彼(佐藤)とは信頼関係で成り立っているので、アクションシーンもやりぬくことができたんです」と胸を張ると、佐藤も「僕はやられる役だったので、かなり痛い芝居が多かった。撮影が終わったとき、2センチぐらい首が縮んでしまったぐらいなんですよ」と冗談を飛ばしつつも、「これまで観たアクションシーンは1秒もいらないという気持ちで臨みました。死なないもの同士が戦うわけで、下手すると茶番になってしまう。そこにリアリティーを出すのが難しかった」と特殊な設定でのアクションシーンの難しさを語った。
また綾野は、ファニーフェイスの千葉が「首切ってドラム缶に封印」というセリフを発した際に、アドリブで「かわいい顔してやるね」とセリフを足したそう。「彼が奥山を演じることで、原作より洗練された。彼のルックスでこんなこと言うなんてインパクトあるし、かわいいじゃないですか」と客席に同意を求めると、会場からも「千葉くん可愛い!」という歓声が上がっていた。(磯部正和)
映画『亜人』は9月30日より全国公開