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わたしの宝物です…有村架純「ひよっこ」クランクアップで号泣

大粒の涙をぬぐいながら会見に臨んだ有村架純
大粒の涙をぬぐいながら会見に臨んだ有村架純

 女優の有村架純が主演を務めるNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」が4日にクランクアップ。有村は、主演女優としておよそ1年にわたって駆け抜けてきた思いが涙と共にこみ上げ、感極まった様子だった。

【画像】“お父さん”の表情が優しい…涙と笑顔であふれたクランクアップ

 東京オリンピックが開催された1964年を舞台に、茨城から集団就職で上京した「金の卵」(若年労働者)のみね子(有村)の成長を描いた本ドラマ。昨年9月27日に茨城県内での先行ロケが行われ、11月2日にクランクイン。そしていよいよ本日、クランクアップの日を迎えることとなった。

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 この日の最後に撮影されたのは、1968年、みね子21歳。秀俊(磯村勇斗)と一緒にすずふり亭から出かけるシーン。撮影を終え、モニターを見ていた有村の瞳からはみるみる大粒の涙があふれ出してきた。「皆さん、お疲れさまでした」と切り出した有村は、「たくさんの方に支えていただき、たくさん応援していただき、心から感謝しています」と涙ながらに感謝のコメント。さらに「初めての朝ドラはどんなことが待っているんだろうと。ちょっとドキドキしながら、楽しみにしながら、温かい皆さんと温かい作品を作れたことを何より幸せに思います」と笑顔を見せた。

 その言葉を裏付けるように、この日は沢村一樹木村佳乃佐々木蔵之介ら10名を越すキャスト陣も駆けつけた。有村は「ここに皆さんが来てくださって、自分はすごく愛されていたんだなと実感しています。本当に忙しい中、ありがとうございました。みんなのことが大好きです。お疲れさまでした」と呼び掛けていた。

 およそ1年という撮影に「自分との戦いがありました」と語る有村だったが、「でも現場に来るといつも皆さんが笑って、温かく迎えてくれた。つらいとき、悲しいとき、苦しいとき、どんな時も思い浮かぶのは皆さんの顔でした。谷田部みね子として『ひよっこ』という世界に過ごせたことはわたしの宝物です。すごく誇りに思います」と誇らしげな顔。

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 そんな有村を父役の沢村が茨城弁で「みね子~。本当に、本当に、よく頑張ったな~!」とねぎらうと、母役の木村も「架純ちゃん、本当にお疲れさまでした。架純ちゃんを一年間見ていて、初志貫徹という言葉を思いました。架純ちゃんが一年間ぶれることなく、本当に大変な中、頑張ったと思います。なかなかできることじゃないなと思います。私事ですが、先日、映画館に行ったら、映画は全部、架純ちゃんの映画でした。終わったら、ゆっくり休んで、ご飯を食べにいこうね。大好き!」と続けていた。

 そして佐々木が「覚悟を決めて、作品にすべてをささげていた姿は尊かったです。とても高貴に見えました。現場で僕が架純ちゃんに励まされたように、毎朝、テレビを見ている人は、みね子に励まされてきて、一緒に泣いて、元気をもらってきたと思います。あなたはいい仕事をしました。ありがとう。おつかれさまでした」と付け加えるなど、大勢のキャスト、スタッフが一年間を駆け抜けた有村をねぎらっていた。(取材・文:壬生智裕)

連続テレビ小説「ひよっこ」最終回は9月30日放送予定

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