器用すぎ!村上虹郎、初MCも難なく
俳優の村上虹郎が1日、都内で行われた映画『二度めの夏、二度と会えない君』初日舞台あいさつに出席し、初MCに挑戦。見事にイベントを回しきり、「楽しんでいただけたと信じています」と得意げな表情を見せた。この日は、吉田円佳(たんこぶちん)、加藤玲奈(AKB48)、山田裕貴、中西健二監督も来場した。
本作は、赤城大空のライトノベルを基にした青春純愛ラブストーリー。高校三年の夏の終わりに思いを寄せるバンド仲間の燐(吉田)に告白するも、それによって引き裂かれた二人の仲をタイムリープして取り戻そうとする智(村上)の姿を、バリエーション豊かな劇中音楽、疾走感あふれるライブシーンの中で描く。
今回のイベントでMCに初挑戦した村上は「精いっぱいやります」と意気込むと、キャストを紹介するところからスタート。その後、「僕との共演はいかがでしたか?」と質問し、加藤から「正直、すごく怖い方で、無口でしゃべらない方だと思っていたら違いました。すごく優しくていい方でした」とベタ褒めされると、「言わされた? 台本に書かれていた?」と不安をのぞかせながらも喜ぶ村上。山田は「最初にニジー(村上)に会った時に、急に『山ちゃんさぁ』と呼んでくれて、なんてパーソナルスペースに入るのがうまいんだと、その瞬間から絶対仲良くなれると思ったし、やりやすかった」と回顧。その気持ちは村上も同じで、互いに「ありがとう!」と楽しそうに言い合っていた。
役との共通点や相違点に話が及ぶと、村上は「似ている部分は不器用なところ」と紹介。アシスタントMCから「不器用そうに見えない」と言われると、「器用そうな人ほど不器用。不器用だからこそ(器用に)振る舞わないといけないと思う」と持論を展開していた。
和気あいあいとした雰囲気の中、村上のスムーズな進行で進められたイベントも終わりを迎えると、村上は「おぼつかずすみません。映画の余韻を楽しんでほしいところ、お騒がせして申し訳なかったです」と恐縮しつつも、「楽しんでいただけたと信じています」と自信ある顔つき。そして、「不器用なキャラクターたちが音楽を通して絆を深めて、素敵な音楽を織りなすところが素敵」と本作の魅力を語ると、「この映画は長いこと残っていくんじゃないかな。こういう音楽学生バンドの映画に、当時19歳で関われて本当に幸せでした」と喜びをかみしめていた。(取材:錦怜那)
映画『二度めの夏、二度と会えない君』は全国公開中