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やっと会えたね…監督のストーカー発言にウエンツ苦笑!?

ウエンツ瑛士
ウエンツ瑛士

 俳優でタレントのウエンツ瑛士が2日、都内で行われた映画『禅と骨』初日舞台あいさつに出席し、中村高寛監督のストーカー発言に苦笑いした。この日は、余貴美子佐野史郎チャド・マレーンも来場した。

【写真】ウエンツ瑛士、スーツ似合う!

 ドキュメンタリー映画『ヨコハマメリー』の中村監督が11年ぶり、8年の歳月を費やして完成させた本作は、アメリカ人の父と新橋の芸者だった母の間に生まれた京都・天龍寺の禅僧へンリ・ミトワ氏にカメラが迫るドキュメンタリー。アニメや再現ドラマを交え、童謡「赤い靴」の映画化に情熱を燃やしたヘンリさんの人生を描く。

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 ヘンリさんの青年時代を演じたウエンツをはじめ、キャスティングは中村監督の希望通りだそうで、「この人に出てもらいたいとラブコールを送ったら快諾してくれました。だからこそ、この映画ができた」と自信をのぞかせる。特にヘンリ役は「ウエンツさんしかいないと思っていたので、初めて会ったときに心の中で『やっと会えたね……』とほぼストーカーに近い状態でした」と打ち明けて会場を沸かせた。

 中村監督のストーカー発言に苦笑するウエンツだが、「こういう方がいて、こういう濃い人生を歩んでいて、それを撮れちゃう監督と一緒にお仕事ができたことを光栄に思っています」と感激している様子。現場では「(ヘンリさんの人生の)途中の段階なので、完成形をやるというよりみなさんとお芝居をやらせてもらっている中で感じた気持ちを大事に演じました」と説明した。

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中村高寛監督(一番左)の理想のキャストが集結

 そのウエンツについてどうしても一言いいたいチャドは、「こんなにも英語ができひんとは知りませんでした」とぶっちゃける。しかし、「楽屋で必死になって(英語のセリフを覚えていました)、真面目な人」とフォローも忘れなかった。

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 ヘンリさんはかなりぶっ飛んだキャラクターで、キャスト陣から「撮影中は監督がヘンリさんに見えてきた」と口々に言われた中村監督は、「一緒にされたくない(笑)」と否定するも、実は「途中から自分が依り代(よりしろ)になってヘンリさんが乗り移っている感覚はあった」のだとか。そして、「総監督はヘンリ・ミトワなのかな」とも吐露し、「次(の映画)は10年後になると思いますがヒットしないと撮れないので、是非皆さん見てください」と渾身作をアピールしていた。(取材:錦怜那)

映画『禅と骨』は全国公開中

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