声優・櫻井孝宏、アテレコで“迷子”に!?
声優の櫻井孝宏が8日、都内で行われた映画『西遊記2~妖怪の逆襲~』公開記念舞台あいさつに出席し、アテレコで“迷子”になったことを打ち明けた。この日は小松未可子も来場した。
本作は『少林サッカー』(2001)などで知られる香港の人気監督、俳優のチャウ・シンチーによる『西遊記~はじまりのはじまり~』(2013)の続編。三蔵法師(クリス・ウー)一行が天竺への旅の途中で立ち寄った比丘国(びくこく)で、妖怪たちの逆襲に遭うストーリーが描かれている。
三蔵法師の声を務めた櫻井は、本作に製作・脚本で参加しているチャウのファンだそうで、「まさか自分が吹き替えで出られるとは思っていなかったので、(チャウ)ワールドに入ることができたのは嬉しかったです」と喜びを噛みしめると、「ズコーっていう感じの、爆笑したり、くすっと笑ったり、失笑したり、いろんな笑いのエッセンスが詰まっています」と作品をアピールした。
また、「(アクションを得意とする)ツイ・ハーク監督の色が結構強く出ているので、汗だくでした。スポーツでした」とアテレコを振り返る櫻井。映画冒頭の多くのキャラクターが一斉にしゃべるシーンでは、「これかな? とクリスの声を探しながらやりました」と苦労も吐露した。
1人で収録に臨んだという小善役の小松は、先に収録された音声が「アドリブなのか、現場で作られた言い回しなのか、かなり台本と変わっていました」と驚きながら、三蔵法師と小善がいちゃつくシーンで櫻井がアドリブを多用していたことを暴露。すると櫻井は、そのシーンは数パターン録り、「LINE交換しようよ」など時代を無視したアドリブも入れたことをぶっちゃけ、観客を驚かせた。
とはいえ、小松曰く収録現場は「この作品のテイストだから好きにやっちゃってください。正解はないのでという感じ」だったそうで、櫻井も「それはそれで馴染むと僕らは思ってやっていました(笑)」と正当性を強調。しかし、あまりにも台本と違うアドリブの応酬に、櫻井は「今どこだ? と見失うくらいでした」と“迷子”になりかけたことを楽しそうに振り返っていた。(取材:錦怜那)
映画『西遊記2~妖怪の逆襲~』は全国公開中