レディー・ガガ、活動休止へ 涙で言葉を詰まらせる場面も…
第42回トロント国際映画祭
歌手のレディー・ガガ(31)が現地時間8日、第42回トロント国際映画祭で行われた記者会見に出席し、活動を休止する予定であることを明かした。
同映画祭にはガガの1年間に密着して彼女の実像をあぶり出したドキュメンタリー映画『レディー・ガガ:Five Foot Two』(9月22日よりNetflixで配信)が出品されており、そこで彼女は臀部のケガが原因で現在も慢性的な痛みに悩まされていることを告白。2013年、コンサートでの激しいパフォーマンスで股関節唇損傷を患い、手術のためにツアー中止と活動休止を余儀なくされていたが、全快には程遠い状態だったようだ。
会見でこの件について聞かれたガガは涙で言葉を詰まらせながら、「きつい。でも(明かせたことに)すっきりしてもいる」とコメント。「映画を観た人には、その痛みを抱えているのは自分一人ではないと感じてほしい。精神的な不安、痛みも隠したくないの。弱さもわたしの一部だから」とファンに語り掛け、監督を務めた『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』のクリス・モーカーベルも「彼女ですら、そうした痛みをどう扱えばいいのかわかっていない。それでも乗り越えようとする姿には、感銘を受けると思う」と続ける。
また、ガガは次の5年でやりたいことについて質問されると、「休みを取るわ」と突然の休業宣言。「期間はわからないけれど……。それはわたしがその間、創作活動をしないというわけではないし、次の案がないというわけでもない。自分自身と向き合い、ペースを落として自分を癒やそうと思っている。それって重要だから」と今年2月のスーパーボウル・ハーフタイムショーを見事に務め上げたことも記憶に新しく、常に第一線をひた走ってきた彼女だけに、充電期間が必要な時期に差し掛かったようだ。
同日夜に開催されたワールドプレミアにも出席したガガは、大ヒット曲「バッド・ロマンス」をピアノ伴奏のアコースティックバージョンで披露し、ファンを大喜びさせていた。(編集部・市川遥)