「BORDER」波瑠主演のスピンオフが制作へ!朝ドラ出演者とも再会
小栗旬が「死者と対話できる」という特殊能力を得た刑事を演じ人気を博した2014年のドラマ「BORDER」(テレビ朝日系)のスピンオフドラマの放送が決定。主演には、比嘉ミカ役で出演していた波瑠が据えられ、「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」のタイトルで10月に放送されることが発表された。
連続ドラマ放送当時を振り返り、「あらためて客観的に振り返ってみても、『BORDER』が始まった3年前の私は特に何もできない人間でした……そんなわたしに当時、よくこの役をやらせてくれたな、と思います」と語った波瑠。スピンオフのオファーには「えっ、わたしのですか? わたしでいいんですか?」と驚いたほどだったという。
連ドラでは波瑠ふんする比嘉は、石川(小栗)の単独捜査に協力する警視庁の特別検視官として登場。男らしい言動やクールさ、類まれなる検死能力で人気を博していた。スピンオフではその原点となる“特別検視官に就任する半年前の物語”が展開する。
永正大学医学部医学教室の教授・浅川透(石丸幹二)のもとで助手として働いていた比嘉(波瑠)。独り立ちさせてもらえない現状に鬱屈とした感情を抱えていた彼女に訪れた事件は、女子中学生が絞殺体となって見つかったというもの。比嘉は浅川に連れられ、遺体発見現場へと向かうが、浅川は通り一遍のプロファイリングを展開するばかり。そんな浅川に刑事の中澤史明(工藤阿須加)が反感を覚える中、第2の事件が発生してしまう。
出演者の中には、殺害された女子中学生の同級生役で清原果耶もいるが、清原や工藤や波瑠は朝ドラ「あさが来た」で共演した仲。久々の共演に波瑠は「工藤阿須加さんはわたしと同じ歳。ついつい自分を大きく見せたくなる年頃ですが、工藤さんはそういう部分が皆無で、役柄にも真摯に向き合われるんです。本当にまっすぐな方だと、改めて思いました。清原果耶さんとは久々にお会いしましたが、背が伸びていてビックリしました(笑)。かわいくて純粋な本質を持つ彼女が演じてくれたからこそ、役の感情がより色濃く伝わってきました」と語っていた。(編集部・井本早紀)
ドラマ「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~【前篇】」は10月6日、「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~【後篇】」は10月13日に、テレビ朝日系で午後11:15~深夜0:15に放送
10月22日にはスペシャルドラマ「BORDER 贖罪」が午後9:00~午後10:54に放送予定